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図書カード:No.1005

作品名:半七捕物帳
作品名読み:はんしちとりものちょう
副題:01 お文の魂
副題読み:01 おふみのたましい
著者名: 岡本 綺堂 

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作品データ

分類:NDC 913
作品について:少年時代のある晩秋の日、私は「Kのおじさん」という父や叔父の知り合いに、「おふみの一件」と言われる怪談の真相を聞いた。元治元年(1864)の3月半ば、番町に住む旗本松村彦太郎の家に、妹のお道が三歳の娘お春を連れて帰ってきた。お道は小石川の旗本小幡伊織の家に嫁いでいたが、夜毎その枕もとに散らし髪、びしょぬれの女が現れ、一緒に寝ている娘のお春までが「ふみが来た!」と叫ぶというのだ。半信半疑の松村・小幡の眼前で、またもお春は「ふみが来た!」と悲鳴を上げた。この一件に首を突っ込んだKのおじさんが、神田の岡っ引半七に相談を持ちかけると、半七は二・三の質問でたちどころに真相を看破するのであった。(ぷんきゅのちち)
大正6年~昭和12年まで断続的に書き継がれたおなじみ半七捕物帳シリーズの第1回作品。雑誌『文藝倶楽部』大正6年1月号に掲載された。
ぷんきゅのちちさんによる、より詳細な解説はこちら
wikipediaアイコン半七捕物帳
文字遣い種別:旧字旧仮名
備考:

作家データ

分類:著者
作家名:岡本 綺堂
作家名読み:おかもと きどう
ローマ字表記:Okamoto, Kido
生年:1872-11-15
没年:1939-03-01
人物について:劇作家、小説家。本名は敬二、別号に狂綺堂。イギリス公使館に勤めていた元徳川家御家人、敬之助の長男として、東京高輪に生まれる。幼くして歌舞伎に親しみ、父の影響を受けて英語も能くした。東京府立一中卒業後、1890(明治23)年に東京日日新聞に入社。以来、中央新聞社、絵入日報社などを経て、24年間を新聞記者として過ごす。この間、1896(明治29)年には処女戯曲「紫宸殿」を発表。岡鬼太郎と合作した「金鯱噂高浪(こがねのしゃちうわさのたかなみ)」は、1902(明治35)年に歌舞伎座で上演された。江戸から明治にかけて、歌舞伎の台本は劇場付きの台本作家によって書かれてきたが、明治半ばからは、坪内逍遥ら、演劇界革新の担い手に新作をあおいだ〈新歌舞伎〉が台頭する。二世市川左団次に書いた「維新前後」(1908年)、「修禅寺物語」(1911年)の成功によって、綺堂は新歌舞伎を代表する劇作家となった。1913(大正2)年以降は作家活動に専念し、生涯に196篇の戯曲を残す。コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ物を原著でまとめて読んだのをきっかけに、江戸を舞台とした探偵小説の構想を得、1916(大正5)年からは「半七捕物帳」を書き始めた。
wikipediaアイコン岡本綺堂

底本データ

底本:定本・半七捕物帳 第1巻
出版社:同光社
初版発行日:1950(昭和25)年1月25日

工作員データ

入力:小山純一
校正:浜野智

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ebkアイコン エキスパンドブックファイル なし 1005.ebk JIS X 0208/ShiftJIS 93744 1998-07-09 2000-05-17
htmlアイコン XHTMLファイル なし 1005_14977.html JIS X 0208/ShiftJIS 49513 2004-03-01 2004-03-01
ファイルのダウンロード方法・解凍方法

関連サイトデータ

サイト名:The Complete 半七捕物帳
URL:http://www.alz.jp/221b/hanshichi.html

サイト名:綺堂事物
URL:http://kidojibutsu.web.fc2.com/

サイト名:半七捕物帳の世界
URL:http://www.eonet.ne.jp/~jujiro/mystery/mystery.index.htm

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