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図書カード:No.868

作品名:第五氷河期
作品名読み:だいごひょうがき
著者名: 海野 十三 

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作品データ

分類:NDC 913
作品について:大地が揺れ、空が黒く覆われるとき新たな冬の時代、第五氷河期がやってくる。「氷河狂」と呼ばれる科学者・北見博士はその時!? 果たして人類は生き残ることができるか!?
小松左京の「日本沈没」にも通じるようなセンセーショナルな構想を描くこの作品は、「日本SFの祖」と言われる海野十三の先駆性を窺い知ることのできる作品のひとつである。現在の感覚から考えると、SFの骨格だけで、サイドストーリーのかけらもない作品ではあるが、人気のあった探偵小説とはいえ発表機会の限られていた時代の先駆的なサイエンスフィクションには、長編を書き下ろす機会はほとんどなかった。しかし、当時の読者にとって、充分以上に刺激的だったであろうことは今でも感じ取ることができるだろう。(大野晋)
文字遣い種別:新字新仮名
備考:この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ

分類:著者
作家名:海野 十三
作家名読み:うんの じゅうざ
ローマ字表記:Unno, Juza
生年:1897-12-26
没年:1949-05-17
人物について:日本におけるSFの始祖となった小説家。本名は佐野昌一。徳島市の医家に生まれ、早稲田大学理工科で電気工学を専攻。逓信省電気試験所に勤務するかたわら、1928(昭和3)年、「新青年」に『電気風呂の怪死事件』と名付けた探偵小説を発表して小説家としてデビュー。以降、探偵小説、科学小説、加えて少年小説にも数多くの作品を残した。太平洋戦争中、軍事科学小説を量産し、海軍報道班員として従軍した海野は、敗戦に大きな衝撃を受ける。敗戦翌年の1946(昭和21)年2月、盟友小栗虫太郎の死が追い打ちをかけ、海野は戦後を失意の内に過ごす。筆名の読みは、「うんのじゅうざ」、「うんのじゅうぞう」の二通りが流布している。丘丘十郎(おか・きゅうじゅうろう)名でも作品を残し、本名では電気関係の解説書を執筆している。
wikipediaアイコン海野十三

底本データ

底本:十八時の音楽浴
出版社:早川文庫、早川書房
初版発行日:1976(昭和51)年1月15日
入力に使用:1990(平成2)年4月30日第2刷
校正に使用:1990(平成2)年4月30日第2刷

工作員データ

入力:大野晋
校正:鈴木伸吾

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