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図書カード:No.2011

作品名:二つの庭
作品名読み:ふたつのにわ
著者名: 宮本 百合子 

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作品データ

分類:NDC 913
初出:「中央公論」1947(昭和22)年1、3~9月号
作品について:父の事業が成功をおさめ、訪れるたびに豊かな暮しぶりとなっていく生家。しかし伸子にはその家庭が徐々に崩壊しつつあるように思われた。仕事に追われ家に戻らぬ父、弟の家庭教師と恋愛関係にある母、そして部屋にひきこもり勉強に明け暮れる弟の保。また作家である伸子自身もさまざまな悩みを抱えていた。さらには衝撃的な文学者の自殺。しかしそういった閉塞状況のなかで、伸子の生活は次第にあらたな展開をみせはじめる。社会主義思想との出会い、素子とのソビエトへの旅立ち。当時の世情を映し作家としての転回点を示した「伸子」続編。「道標」へのかけ橋となる作品。
文字遣い種別:新字新仮名
備考:

作家データ

分類:著者
作家名:宮本 百合子
作家名読み:みやもと ゆりこ
ローマ字表記:Miyamoto, Yuriko
生年:1899-02-13
没年:1951-01-21
人物について:作家。旧姓は中条、本名はユリ。東京生まれ。日本女子大学英文科中退。1916(大正5)年(17歳)坪内逍遙の紹介で中条百合子「貧しき人々の群」を「中央公論」に発表。1918年父精一郎と渡米。翌年コロンビア大学聴講生となるが、ニューヨークで古代東洋語の研究者荒木茂と知りあい結婚。12月帰国。1924年離婚。以後ロシア文学者湯浅芳子と同居生活に入る。この間「伸子」執筆に専念。1927年12月湯浅とともにソ連に外遊。滞在中に西欧旅行など経たのち1930(昭和5)年11月帰国。翌月日本プロレタリア作家同盟に加入。1932年2月宮本顕治と結婚。1933年12月日本共産党スパイ査問事件に関する容疑により顕治検挙。翌年中条から宮本へ改姓。敗戦までの厳しい期間のなか百合子も投獄・執筆禁止などをくりかえしながら作家活動に励む。1945年10月顕治釈放。夫とかわした書簡はのちに「十二年の手紙」として刊行。戦後も社会運動・執筆活動へ精力的に取り組み多くの作品を残した。
wikipediaアイコン宮本百合子

底本データ

底本:宮本百合子全集 第六巻
出版社:新日本出版社
初版発行日:1979(昭和54)年1月20日
入力に使用:1986(昭和61)年3月20日第5刷

底本の親本:宮本百合子全集 第十巻
出版社:河出書房
初版発行日:1952(昭和27)年6月

工作員データ

入力:柴田卓治
校正:松永正敏

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