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作家別作品リスト:No.1591

作家名:ジェンナー エドワード
作家名読み:ジェンナー エドワード
ローマ字表記:Jenner, Edward
生年:1749-05-17
没年:1823-01-26
人物について:エドワード・アンソニー・ジェンナー(1749-1823)はグロスターシャー州バークレーの司祭の子に生まれ、徒弟として8年のあいだ務めた後で、1770年からロンドンに出て聖ジョージ病院のジョン・ハンター(1728-1793)のもとで勉強した。彼はハンターと特に博物学への興味において親しくなり、住み込んで仕事を手伝ったりした。1773年に故郷に戻り開業して流行医になったが、博物学の研究は続けてカッコーの研究などでロイヤル・ソサイエティのフェロウとなった。1774年にグロスターシャーで天然痘の流行があったときに、この研究を始め、1796年に牛痘接種を試みて、天然痘予防に有効であるという確信を持つに至った。論文をロイヤル・ソサイティに投稿したが受理されず、1798年に「..牛痘の原因と効果..」を自費で刊行した。更に自費出版を2回も行なって牛痘接種(vaccination)の効果が認められるようになった。ここで、天然痘に一度罹ると2度は罹らないことは紀元前430年ごろから知られ、1721年にアジアから人痘接種(variolation)が西欧に導入されて王族を初めとして多くの人たちに実施されて効果が認められ、牛痘に感染すると天然痘に罹らないで済むこともかなり広く知られていた。従って1774年の流行にさいして同じイングランドの農場主が編みもの針を使って妻および2人の子に牛痘膿疱の内容を接種し天然痘に罹らないようにしたなど、1790年以前にも種痘に成功した何例かが知られている。[(1),(2),(3),(4),]参照。しかし、このことは1万年も人間を苦しめた流行病を1980年に地球上から完全に消滅させたことにおけるジェンナーの功績の評価を低くするものではない。(水上茂樹)
wikipediaアイコンエドワード・ジェンナー

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  1. イングランドの西部の諸州とくにグルスターシャーで見つかった病気で、 牛痘の名で知られているウシ天然痘の原因および効果についての研究 (新字新仮名、作品ID:53534)     →水上 茂樹(翻訳者)

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