作品名: | 謀叛論(草稿) |
作品名読み: | むほんろん(そうこう) |
著者名: | 徳冨 蘆花 |
分類: | NDC 914 |
作品について: | この一文は、幸徳秋水らの大逆事件について書かれたものである。蘆花は、大逆事件は勿論良い行動とはいえないが、十二名の者を死刑にしたことで、かえってその志が命を得たと説いている。キリスト教信者である蘆花らしい政府に対する反駁文。(小林繁雄) |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: | この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫) この作品には、被差別部落民に対する蔑称が用いられています。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫) |
分類: | 著者 |
作家名: | 徳冨 蘆花 |
作家名読み: | とくとみ ろか |
ローマ字表記: | Tokutomi, Roka |
生年: | 1868-12-08 |
没年: | 1927-09-18 |
人物について: | 明治、大正期の小説家。本名は健次郎。熊本県水俣の惣庄屋兼代官をつとめる名家に、漢学者の一敬を父、蘇峰(本名、猪一郎)を兄として生まれる。少年期に京都同志社に学び、いったん熊本に戻った時期に受洗。後に同志社に復学したが、新島襄の義理の姪との恋愛をとがめられて、上京。兄の経営する出版社・思想結社、民友社に加わる。同社の「国民新聞」「国民之友」などに原稿を寄せ、「不如帰」で一気に文名を得た。日清戦争を契機に、平民主義的な立場から国家主義へと蘇峰が思想的立場を転じていく中で、1903(明治36)年には民友社を去り、自費出版した「黒潮」の巻頭に、兄との決別を告げる「告別の辞」を掲げる。その後、富士山登頂中に人事不省に陥り、回復の過程で「再生」を体験。パレスチナへの巡礼とトルストイ訪問などを経て半農生活に入り、特異な宗教的な確信へと傾斜していった。 「徳富蘆花」 |
底本: | 日本の名随筆 別巻92 哲学 |
出版社: | 作品社 |
初版発行日: | 1998(平成10)年9月25日 |
底本の親本: | 謀叛論 |
出版社: | 中野好夫編、岩波書店 |
初版発行日: | 1976(昭和51)年7月 |
入力: | 加藤恭子 |
校正: | 小林繁雄 |
ファイル種別 | 圧縮 | ファイル名(リンク) | 文字集合/符号化方式 | サイズ | 初登録日 | 最終更新日 |
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