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図書カード:No.3226

作品名:大菩薩峠
作品名読み:だいぼさつとうげ
副題:02 鈴鹿山の巻
副題読み:02 すずかやまのまき
著者名: 中里 介山 

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作品データ

分類:NDC 913
初出:「都新聞」1913(大正2)年12月19日~翌年9月3日
作品について:大菩薩峠で竜之助に斬られた巡礼の孫娘お松は、奉公先の旗本神尾主膳(かみおしゅぜん)の放恣な生活にたまりかね、奉公人の与八と屋敷を逃げ出す。しかし、途上めぐりあった伯母の奸計にあい、人買いの手により京都の色里島原に売られてしまう。
一方、江戸で無聊をかこつ竜之助のもとに、文之丞の弟宇津木兵馬(うつきひょうま)から果し状が送りつけられる。かねてより情の薄い竜之助に愛想をつかしていたお浜は、その晩、床についた竜之助を斬りつける。「竜之助様、わたしを殺して、どうぞお前も殺されて下さい」竜之助に刃(やいば)をかわされ蹴倒されたお浜は外の闇へ。神明(しんめい)から浜松町へかけての通り、お浜の駈けて行く後ろ影。増上寺三門の松林の前、逆上した竜之助はついにお浜の胸を一突きにする。
wikipediaアイコン大菩薩峠
文字遣い種別:新字新仮名
備考:この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ

分類:著者
作家名:中里 介山
作家名読み:なかざと かいざん
ローマ字表記:Nakazato, Kaizan
生年:1885-04-04
没年:1944-04-28
人物について:小説家。本名は弥之助(やのすけ)。東京都羽村市生まれ。父の家業不振のため苦しい少年時代を送る。小学校高等科卒業後上京。電話交換手からのち小学校教員となる。この間、キリスト教と社会主義の影響を受ける。1905(明治38)年、白柳秀湖(しらやなぎしゅうこ)らと雑誌「火鞭」(かべん)を創刊。同誌に短編「笛吹川」を発表。翌年「都新聞」入社。1909(明治42)年、同紙への連載小説「氷の花」をかわきりに「高野の義人」など数々の作品を掲載。1913(大正2)年「大菩薩峠」の連載を「都新聞」で開始。本作はこの後、掲載紙を変えながら断続的に1941(昭和16)年まで書き継がれる。しかし長大な作品(四十一巻)は作者の後半生を呑み込み、なお未完に終わる。1919(大正8)年「都新聞」退社。旺盛な執筆活動を続けながら、道場や私塾経営のほか「隣人之友」をはじめ各種雑誌の発行を手がける。生涯を通じトルストイの影響を強く受けたといわれる。
代表作には、聖徳太子に材をとった「夢殿」、法然上人を描いた「黒谷夜話」など。また晩年は自伝的文集「百姓弥之助の話」を残している。
wikipediaアイコン中里介山

底本データ

底本:大菩薩峠1
出版社:ちくま文庫、筑摩書房
初版発行日:1995(平成7)年12月4日
入力に使用:1996(平成8)年3月10日第5刷
校正に使用:1995(平成7)年12月4日第1刷

底本の親本:大菩薩峠 一
出版社:筑摩書房
初版発行日:1976(昭和51)年6月20日初版発行

工作員データ

入力:(株)モモ
校正:原田頌子

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htmlアイコン XHTMLファイル なし 3226_15094.html JIS X 0208/ShiftJIS 134784 2004-03-05 2005-11-09
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