手紙

慶応二年二月三日 印藤肇あて

坂本龍馬




三吉兄ハ此頃御同行ニて薩邸ニ入候間、御安心可遣候。然ニ去月伏見船宿寺田屋ニて一宿仕候節、幕府人数と一戦争仕候。其故ハ此度参ル寺内新右門(ママ)参候間、御聞取奉願候。餘ハ拝顔の上、万※(二の字点、1-2-22)
二月三日
謹言。
印藤様
龍拝





底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
   2003(平成15)年12月10日第1刷発行
   2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙の写真のキャプションに、(京都大学附属図書館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年7月28日作成
2011年6月17日修正
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