手紙
慶応三年九月二十七日 本山只一郎あて
坂本龍馬
一筆啓上仕候。
然ニ先日御
直
(
(じきに)
)
申上置候二件の御決
儀
(
(議)
)
、何卒明朝より夜にかけ拝承仕度。
将
(
(はた)
)
、芸州士官の者共も京師の急ニ心せき、出帆の日を相尋られ居申候。彼是の所御察被
レ
遣候。
早
御決の上、出帆の期御命相願候。誠恐謹言。
九月廿七日
直柔
本山先生
左右
底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日第1刷発行
2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙写真のキャプションに、(京都 霊山歴史館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年10月9日作成
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