西哲の学術における、おのおのその学派にしたがいて社を結び、
数年以来ポトアシクソルフェート(すなわち硫酸剥篤亜斯)、ポトアシクヨテェート(すなわち沃酸剥篤亜斯)、ソヂクカルボナァート(すなわち炭酸
けだし電気の化学における、もっとも要とするところにして、原質すなわち元素六十四品(あるいは六十三とし、あるいは六十五とす)のごとき、

[#改ページ]
孤陰ノ端
−
紅銅 酸素
ウラニオム 硫黄
ビスモット 窒素
錫 フルヲリン
インヂオム コロリン
鉛 ヨヂン
カドミオム セレニオム
タリオム 燐素
コバルト 砒素
ニクケル コロミオム
鉄 ワナチヨム
亜鉛 モルブデニウム
マンガネス チュングステン
ランタニオム 硼素
ヂデイニオム 炭素
セリオム アンチモネ
シルコニオム テルリオム
アルミニオム タンタリウム
エルビオム コロンビオム
エトリオム チタニオム
クリユシニオム 硅素
マンガネシオム 水素
カルシオム 黄金
ストロンチオム オスミオム
バリオム イリヂオム
リヂオム プラチニウム
ソヂオム ロヂオム
ポトアシオム ルテニオム
ルビヂオム パラヂオム
ケイシオム 水銀
+ 白銀
独陽ノ端
−
紅銅 酸素
ウラニオム 硫黄
ビスモット 窒素
錫 フルヲリン
インヂオム コロリン
鉛 ヨヂン
カドミオム セレニオム
タリオム 燐素
コバルト 砒素
ニクケル コロミオム
鉄 ワナチヨム
亜鉛 モルブデニウム
マンガネス チュングステン
ランタニオム 硼素
ヂデイニオム 炭素
セリオム アンチモネ
シルコニオム テルリオム
アルミニオム タンタリウム
エルビオム コロンビオム
エトリオム チタニオム
クリユシニオム 硅素
マンガネシオム 水素
カルシオム 黄金
ストロンチオム オスミオム
バリオム イリヂオム
リヂオム プラチニウム
ソヂオム ロヂオム
ポトアシオム ルテニオム
ルビヂオム パラヂオム
ケイシオム 水銀
+ 白銀
独陽ノ端
右に挙る表は、酸素を孤陰の端としケイシオムを独陽の端とす。その各箇質点〈(アトム)〉はその上にある質点に孤陰たり、またその下にある質点に独陽たり。たとえばケイシオムはルビヂオムならびにそれ以上に独陽たり、酸素は硫黄ならびにそれ以下に孤陰たるがごとし。ゆえに剥篤亜斯は沃酸に独陽たり。沃酸は剥篤亜斯に孤陰たり。曹達的塩酸〈(ソヂクコロリン)〉、黄金的塩酸〈(オウリオムコロリン)〉のごとき、みなその相反する孤陰、独陽の理に係る。水素のごときも硫黄においては独陽たり。ゆえに硫酸中の水素は底類〈(バセス)〉なり。これをもって水素硫黄〈(ヒドロウジン、ソルフル)〉という。また水素塩酸〈(ヒトロウジン、コロリン)〉・水素硝酸〈(ヒトロウジン、ニトロウジン)〉など皆この理なり。かつその質点の説のごとき、