青空文庫収録ファイルの朗読配信について





ただいま朗読利用や朗読配信についてのお問い合わせを数多く受けておりますが、青空文庫は限られたボランティアで運営しているため、現状なかなかひとつひとつに丁寧なお返事を差し上げることができません。
そこで、恐縮ながらこのページのお知らせをもって回答に代えさせていただきます。

Q:青空文庫にある作品を朗読したいのですが……
A:「青空文庫収録ファイルの取り扱い規準」(https://www.aozora.gr.jp/guide/kijyunn.html)に従って、どうぞご活用ください。
「青空文庫FAQ」(https://www.aozora.gr.jp/guide/aozora_bunko_faq.html#midashi1060)より

青空文庫に収録されている著作権保護期間満了した作品については、事前の許諾なく、有償無償を問わずご利用いただけます。著作権保護期間中の作品であっても、広く自由利用を推進するクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(https://creativecommons.jp/)のついているものは、そのライセンスに従ってご活用いただけます。

初めてご利用になる方は、「青空文庫早わかり」(https://www.aozora.gr.jp/guide/aozora_bunko_hayawakari.html)もご一読ください。著作権ありなしの見わけ方や、ファイルを利用するにあたってのコツも記されています。

作品を選ぶ


作品を選ぶときには、青空文庫トップページからもリンクされている「分野別リスト」(https://yozora.main.jp/)もどうぞご参照ください。日本十進分類法(NDC)に基づいた分類で作品が探せます。

読む時間の目安は、外部サービスの「ブンゴウサーチ」(https://search.bungomail.com/)で確認することができます。音読朗読の場合は、黙読の数値を×1.5〜2くらいすると概算になります。また、子ども向け作品のみの検索ができる「ブンゴウサーチ for Kids」(https://search.bungomail.com/juvenile)も開設されています。合わせてご活用ください。

作品をランダムに選びたい場合は、「青空文庫作品ランダム選択サービス」(https://corsservice.appspot.com/aozora_bunko_book_chooser/)が役立ちます。読書量のプルダウンからはおよその分数を、その他の検索条件をクリックするとジャンルや字体や仮名遣いを選択できます。

台本を作る


朗読用台本を作って印刷したいときは、青空文庫テキスト対応の各種エディタでPDFを作るとよいでしょう。 iOS向けの「縦式」(https://apps.apple.com/jp/app/id1415281201)や、各種OS向け「TATEditor」(https://www.cc4966.net)があるほか、また細かな調整が不要なら「青空キンドル」(http://a2k.aill.org)を用いてオンライン変換も可能です。

お持ちのタブレット等をそのまま台本になさる場合は、各図書カードの作品データ備考欄からご利用できる各種縦書き表示サービスが便利です。それぞれカード内のあるリンクをクリックすると、そのまま当該サービスへと転送され、作品を表示することができます。
「青空 in Browsers」(https://aozora.binb.jp/)
「えあ草紙・青空図書館」(https://www.satokazzz.com/books/)

また古い漢字仮名づかいのテキストしか見つからない場合は、こうした変換の助けを借りることもできます。
「旧字旧仮名遣いの文章を変換!」(http://mto.herokuapp.com)

もっとルビ(ふりがな)が欲しいという方は、ウェブサイトにふりがなを追加できる「ひらひらのひらがなめがね」(http://www.hiragana.jp)や、青空文庫収録作品内の漢字とふりがなの組み合わせ例を検索できる「ふりがな文庫」(https://furigana.info/)が活用できます。

語のアクセントを調べるときには、オンラインでは東京大学大学院工学系研究科・峯松研究室と情報理工学系研究科・廣瀬研究室が共同で提供しているOJADが頼りになります。
「Online Japanese Accent Dictionary」(http://gavo.t.u-tokyo.ac.jp/ojad/)

終わりに


朗読や読み聞かせの配信・投稿サイト等では、個別にルールが設けられている場合もあります。よく確認してからご利用ください。
また青空文庫の取り扱い規準はいわゆる事前許諾ですので、個別の許諾に関する問い合わせをいただいても返信できないことがあります。
配信・投稿サイト側がパブリック・ドメイン作品の利用について誤解をしている際には、青空文庫ではなく当該サイトのほうへお問い合わせください。

そのほか、個別の利用についての法律的アドバイスにつきましては、恐縮ながらこちらからご回答しかねますので、法律の専門家までご相談をお願いします。

なお「青空文庫」の名称を、再配布・利用に当たっての出所表示として、またパブリック・ドメインの一般名称として、自由にお使いいただいてまったく問題ありません。
ただし、そのことをもって、青空文庫の関与や認知・許可を示すものではありません。くれぐれもご留意ください。

青空文庫収録ファイルが、文化的生活を守り支えるために活用されることを歓迎します。みなさまの日々に健康と安寧がありますように。





更新履歴:「青空文庫」
   2020(令和2)年4月9日
   2021(令和3)年1月1日修正
   2021(令和3)年2月9日微修正
2021年2月9日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(https://www.aozora.gr.jp/)で作られました。制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。




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