【当用漢字表】


ファイル作成者注記

・当用漢字表を、JIS X 0213の包摂規準を受け入れてコード化しました。
・JIS X 0213で包摂規準の適用を除外されたものは、別字として扱いました。

・このファイルには、JIS X 0213で定義された文字コードを使用しています。
・表示用フォントに、JIS X 0213に対応したものを指定していない場合、この規格で新たに定義された文字は、正しく表示されません。(「内閣訓令」の前に使われている蛇の目記号、「漢」の旧字など)

・JIS X 0213に対応したフォント(Kandata)を用いて作成したPDF版を、ここに置いておきます。(644Kバイトあります。)
・JIS X 0213対応フォントをインストールしていなくとも、PDF版では、すべての文字を正しく表示できます。
・PDF版を開くには、Acrobat Readerが必要です。

・当用漢字表(昭和21年11月16日官報号外内閣告示第32号)には、昭和22年6月9日官報によって、10字に対し、正誤訂正が加えられています。
・2001年6月22日以前に公開していたファイルでは、これら10字に対する訂正内容が反映できていませんでしたが、安岡孝一さん(京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター)のご教示を得て、以降のものにはこれを組み入れることができました。
・10字のうちの6字(訂正後の字体で示せば、「寧」「逓」「辺」「随」「霊」「髄」)の修正内容は、「点・画の増減」や「抜けるか、抜けないか」など、JIS X 0213の包摂の範囲におさまるものと判断しました。
・以下の3字に対する訂正は、JIS X 0213の包摂の範囲におさまらないと考えました。
 1頁4段6行 (属)→(屬)
 1頁4段36行 敍→敘
 2頁1段30行 ※[#「画」の「由」が「田」]→画
・2頁3段16行、訂正後「(隱)」の訂正前字体に関しては、「爪冠」の下の「工」が「二」となっているのではないか、あるいは、「工」と「心」に挟まれる「ヨ」が「日」となっているのではないかなどと想像を膨らませてみましたが、参照できた官報のいずれによっても、確信を持って判断を下すことができませんでした。
・よって本ファイルの作成者は、「(隱)」の訂正前字体については、いったん判断を留保します。これについて、判定が可能な資料を参照できる方がおられましたら、画像の提供、もしくは所蔵施設のご教示をお願い申し上げます。
・以下に掲げる当用漢字表ファイル中では、包摂の範囲におさまらないと判断した3字と、判断の付かなかった1字に関しては、訂正後の字体を青で示します。

・「中」の部首が空白となっているところには、「「」を補いました。
・「丸丹主」の部首が空白となっているところには、「丶」を補いました。

・末尾に【参考】として、当用漢字表の画像を置きました。表の各段をクリックすると、拡大した画像が開きます。

・校正には努めましたが、保証はできません。
・修正すべき点があれば、info@aozora.gr.jp宛、ご指摘をお願いいたします。

2001年2月1日 作成。
2001年3月2日 「ファイル作成者注記」の文言のみ修正。
2001年3月19日 wakabaさんのご指摘を受けて、Shift_JIS_X_0213としていたCHARSETを、Shift_JISX0213に修正。
2001年3月28日 「【参考】」として、当用漢字表をスキャニングした画像を付加。
2001年6月22日 安岡孝一さんのご指摘を受けて、昭和22年6月9日官報に示されていた訂正内容を反映。(なお、「(属)→(屬)」に関しては、従来のファイルでも〈誤って〉訂正してしまっていました。)

青空文庫


Z内閣訓令第七号
               各 官 廳

   当用D字表の実施に関する件

 從來、わが國において用いられるD字は、その数がはなはだ多く、その用いかたも複雜であるために、教育上またはR会生活上、多くの不便があつた。これを制限することは、國民の生活能率をあげ、文化水準を高める上に、資するところが少くない。
 それ故に、政府は、今回國語審議会の決定した当用D字表を採択して、本日内閣告示第三十二号をもつて、これを告示した。今後各官廳においては、この表によつてD字を使用するとともに、廣く各方面にこの使用を勧めて、当用D字表制定の趣旨の徹底するように努めることを希望する。
 昭和二十一年十一月十六日
        内閣総理大臣 吉田  茂

Z内閣告示第三十二号
 現代國語を書きあらわすために、日常使用するD字の範囲を、次の表のように定める。
 昭和二十一年十一月十六日
        内閣総理大臣 吉田  茂
   当用D字表
    まえがき
一、この表は、法令・公用文書・新聞・雜誌および一般R会で、使用するD字の範囲を示したものである。
一、この表は、今日の國民生活の上で、D字の制限があまり無理がなく行われることをめやすとして選んだものである。
一、固有名詞については、法規上その他に関係するところが大きいので、別に考えることとした。
一、簡易字体については、現在慣用されているものの中から採用し、これを本体として、参考のため原字をその下にげた。
一、字体と音訓との整理については、調査中である。
 使用上の注意事項
 イ、この表のD字で書きあらわせないことばは、別のことばにかえるか、または、かな書きにする。
 ロ、代名詞・副詞・接続詞・感動詞・助動詞・助詞は、なるべくかな書きにする。
 ハ、外國(中華民國を除く)の地名・人名は、かな書きにする。
   ただし、「米國」「英米」等の用例は、從來の慣習に從つてもさしつかえない。
 ニ、外來語は、かな書きにする。
 ホ、動植物の名称は、かな書きにする。
 へ、あて字は、かな書きにする。
 卜、ふりがなは、原則として使わない。
 チ、專門用語については、この表を基準として、整理することが望ましい。
一部 一丁七丈三上下不且世丘丙
「部 中
丶部 丸丹主
丿部 久乏乘
乙部 乙九乳乾乱(亂)
亅部 了事
二部 二互五井亞
亠部 亡交享京
人部 人仁今介仕他付代令以仰仲件任企伏伐休伯伴伸伺似但位低住佐何佛作佳使來例侍供依カ侯侵便係促俊俗保信修俳俵併(コ)倉個倍倒候借倣値倫仮(假)偉偏停健側偶傍傑備催傳債傷傾働像僚僞ヌ價儀億儉儒償優
儿部 元兄充兆先光克免兒
入部 入内全両(兩)
八部 八公六共兵具典兼
冂部 册再冒
冖部 冗冠
冫部 冬冷准凍凝
几部 凡
凵部 凶出
刀部 刀刃分切刈刊刑列初判別利到制刷劵刺刻則削前剖剛剩副割創劇剤(劑)劍
力部 力功加劣助努効劾勅勇癈ョ勘務勝労(勞)募勢譎ャ励(勵)勧(勸)
勹部 勺匁包
匕部 化北
匚部 匠
匸部 匹匿区(區)
十部 十千升午半卒卓協南博
卜部 占
卩部 印危却卵卷卸
厂部 厘厚原
厶部 去参(參)
又部 又及友反叔取受
口部 口古句叫召可史右司各合吉同名后吏吐向君吟否含呈呉吸吹告周味呼命和咲哀品員哲唆唐唯唱商問啓善喚喜喪喫單嗣N器噴嚇嚴嘱(囑)
囗部 囚四回因困固圈國囲(圍)園円(圓)図(圖)團
土部 土在地坂均坊坑坪垂型埋城域執培基堂堅堤堪報場塊塑塔塗境墓墜|}堕(墮)墳墾壁壇圧(壓)壘壞
士部 士壯壱(壹)壽
夊部 夏
夕部 夕外多夜夢
大部 大天太夫央失奇奉奏契奔奧奪獎奮
女部 女奴好如妃妊妙妥妨妹妻姉始姓委姫姻姿威娘娯娠婆婚婦婿媒嫁嫡孃
子部 子孔字存孝季孤孫学(學)
宀部 宅宇守安完宗官宙定宜客宣室宮宰害宴家容宿寂寄密富寒察寡寢実(實)寧審写(寫)y寮宝(寶)
寸部 寸寺封射將專尉尊尋対(對)導
小部 小少
尢部 就
尸部 尺尼尾尿局居届(屆)屈屋展@囁ョ(
山部 山岐岩岸峠峰島峽崇崩岳(嶽)
巛部 川州巡ヲ
工部 工左巧巨差
己部 己
巾部 市布帆希帝帥師席帳帶常帽幅幕幤
干部 干平年幸幹
幺部 幻幼幽幾
广部 床序底店府度座庫庭庶康庸廉ャ廃(廢)廣廳
廴部 延廷建
廾部 弊
弋部 式
弓部 弓弔引弟弦弧弱張強彈
彡部 形彩彫彰影
彳部 役彼往征待律後徐径(徑)徒得從御復循微ツテ徹
心部 心必忌忍志忘忙忠快念怒怖思怠急性怪恆恐恥恨恩恭息悦ホ悟患悲悼情惑惜惠惡惰悩〔惱〕想愁愉意愚愛感愼慈態慌慕惨(慘)慢慣レ慮慰慶憂ワ憤憩憲憶憾懇應゚懷懸恋(戀)
戈部 成我戒戰戲
戸部 戸房所扇
手部 手才打扱扶批承技抄抑投抗折抱抵押抽拂拍拒拓拔拘拙招拜括拷拾持指振捕捨掃授掌排掘掛採探接控推措描提揚換握揮援損搖捜搬携搾摘摩撤撮撲擁択(擇)A操担(擔)拠(據)擦挙(擧)擬拡(擴)攝
支部 支
攴部 收改攻放政故教G救敗敢散敬敵敷数(數)整
文部 文
斗部 斗料斜
斤部 斤斥新断(斷)
方部 方施旅旋族旗
无部 J
日部 日旨早旬昇明易昔星映春昨昭是時[晝普景晴晶暇b暖暗暫暮暴f曇曉曜
曰部 曲更書替最会(會)
月部 月有服朕m望朝期
木部 木未末本札朱机朽材村束杯東松板析林枚果枝枯架柄某染柔査柱柳校株核根格栽桃案桑條械棄棋棒森棺植業極栄(榮)構「樂楼(樓)標枢(樞)模樣樹橋機ョ檢櫻ケ権(權)
欠部 次欲欺款歌欧(歐)歓(歡)
止部 止正チ武歳テ帰(歸)
歹部 死殉殊殖残(殘)
殳部 段殺殿殴(毆)
毋部 母ネ毒
比部 比
毛部 毛
氏部 氏民
气部 氣
水部 水氷永求汗汚江池決汽沈沒沖河沸油治沼沿況泉泊泌法波泣注泰泳洋洗津活派流浦浪浮浴逅Z消皷t涼淑淡淨深混清浅(淺)添減渡測港湖湯源準溶滅滋滑滯滴満(滿)漁漂漆漏演D漫漸潔潜(濳)潤潮澁澄沢(澤)激濁濃濕済(濟)濫浜(濱)滝(瀧)]湾(灣)
火部 火灰災炊炎炭烈無焦然煮煙照煩熟熱燃燈燒営(營)燥爆炉(爐)
爪部 爭爲爵
父部 父
片部 片版
牛部 牛牧物牲特犠(犧)
犬部 犬犯葛カ狩狹猛猶獄独(獨)獲猟(獵)獸献(獻)
玄部 玄率
玉部 玉王珍珠班現球理琴環璽
甘部 甘
生部 生産
用部 用
田部 田由甲申男町界畑畔留畜畝略番(畫)異当(當)疊
疋部 疎疑
ハ部 疫疲疾病症痘痛痢痴療癖
癶部 登発(發)
白部 白百的皆皇
皮部 皮
皿部 盆益盛盜盟盡監盤
目部 目盲直相盾省看眞眠眼睡督瞬
矛部 矛
矢部 矢知短
石部 石砂砲破研(B)硝硫硬碁碎F確磁礁礎
示部 示RVS祕XZ[\票祭禁^`禪礼(禮)
禾部 秀私秋科秒租秩移税程稚種称(稱)稻稿l積穗穏(穩)穫
穴部 穴究空p窒窓窮窯窃(竊)
立部 立並(竝)章童端競
竹部 竹笑笛符第筆等筋筒答策箇算管箱範築篤簡簿籍
米部 米粉粒粗粘粧粹精糖糧
糸部 系糾紀約紅紋納純紙級紛素紡索紫累細紳紹紺終組結絶絞絡給統糸(絲)絹経(經)ヲ維綱網綿緊ェ線締ォ編緩緯ャ縛縣縫縮縱総(總)績ア織繕絵(繪)繭繰継(繼)続(續)纎
缶部 欠(缺)
网部 罪置罰ク罷
羊部 羊美着群義
羽部 羽翁翌習翼
老部 老考ツ
而部 耐
耒部 耕耗
耳部 耳聖聞声(聲)職聽
聿部 粛(肅)
肉部 肉肖肝肥肩肪肯育肺胃背胎胞胴胸能脂脅脈脚脱脹腐腕脳(腦)腰腸腹膚膜膨胆(膽)臟
臣部 臣臨
自部 自ヨ
至部 至致台(臺)
臼部 與興旧(舊)
舌部 舌舍舖
舛部 舞
舟部 舟航般舶船艇艦
艮部 良
色部 色
艸部 芋芝花芳芽苗若苦英茂茶草荒荷莊茎(莖)菊菌菓菜華万(萬)落葉F葬蒸蓄薄薦薪_藏藝藥藩
虍部 虐処(處)mn虞号(號)
虫部 蚊融虫(蟲)蚕(蠶)蛮(蠻)
血部 血衆
行部 行術街衝衞衡
衣部 衣表衰衷袋被裁裂裏裕補裝裸製複襲
西部 西要覆
見部 見規剞e覚(覺)覽観(觀)
角部 角解触(觸)
言部 言訂計討訓託記訟訪設許訴診詐詔評詞詠試詩詰話該詳誇誌認誓誕誘語誠誤説課調談請論諭諮ャ諾謀ュ謄謙講謝謠ョ証(證)識譜警訳(譯)議護誉(譽)読(讀)変(變)讓
谷部 谷
豆部 豆豊(豐)
豕部 豚象豪予(豫)
貝部 貝貞負財貢貧貨販貫責貯弐(貳)貴買貸費貿賀賃賄資賊カ賜賞賠賢賣賦質ク購サ賛(贊)
赤部 赤赦
走部 走赴起超越趣
足部 足距跡路跳踊踏践(踐)躍
身部 身
車部 車軌軍軒軟軸較載軽(輕)輝輩輪輸轄轉
辛部 辛弁(辨瓣辯)辞(辭)
辰部 辱農
ム部 込迅迎近返迫迭述迷追退送逃逆透逐途通速造連逮週進ラ遂遇遊運遍過道達違逓(遞)遠遣適遭遅(遲)遵遷選遺避還辺(邊)
邑部 邦邪邸郊蛹S部郭郵韶
酉部 配酒酢酬酪酵酷酸醉醜医(醫)釀
釆部 釈(釋)
里部 里重野量
金部 金針鈍鈴鉛銀銃銅銑銘鋭鋼T錘錠銭(錢)錯Z鍛鎖鎭鏡鐘鉄(鐵)鑄鑑鉱(鑛)
長部 長
門部 門閉開閑間閣閥閲関(關)
阜部 防阻附降限陛院陣除陪陰陳陵陶陷陸陽|隊階隔際障隣随(隨)險隠(
隶部 隷
隹部 隻雄雅集雇雌双(雙)雜離
雨部 雨雪雲零雷電需震霜霧露霊(靈)
青部 青靜
非部 非
面部 面
革部 革
音部 音韻
頁部 頂項順預頒領頭題額顏願「顧顯
風部 風
飛部 飛飜
食部 食飢飮飯飼飽飾養餓余(餘)館
首部 首
香部 香
馬部 馬駐騎騰騷駆(驅)驗驚駅(驛)
骨部 骨髄(髓)体(體)
高部 高
髟部 髮
鬥部 鬪
鬼部 鬼魂魅魔
魚部 魚鮮鯨
鳥部 鳥鳴鷄
鹵部 塩(鹽)
鹿部 麗
麥部 麦(麥)
麻部 麻
部 
部 默点(點)党(黨)
鼓部 鼓
鼻部 鼻
齊部 斎(齋)
齒部 歯(齒)齢(齡)

【参考】






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