作品名: | 手紙 |
作品名読み: | てがみ |
副題: | 一八九三年七月二二日付 チェンバレン 宛 |
副題読み: | せんはっぴゃくきゅうじゅうさんねんしちがつにじゅうににちづけ チェンバレン あて |
著者名: | 小泉 八雲 |
分類: | NDC 935 |
作品について: | 来日以来の親しい間柄であった、当時の東京帝国大学のバジル・ホール・チェンバレン教授宛の数多い書簡の中の一つ。 熊本・外坪井の家から有明海に注ぐ坪井川河口の百貫港へ行き、そこから長崎行きの汽船(大阪から博多・長崎・三角・島原への航路を持っていた太湖汽船の太湖丸)に乗った。訪れたかった長崎だが地獄の体験となった。滞在したベルヴュー・ホテル(南山手・外国人居留地)の当時の姿はウエブでも紹介されている。ほうほうの体で脱出して、開港間もない三角港(現・三角西港)の「浦島屋」という西洋式ホテルにたどり着く。そこには「乙姫様」とおぼしき、佳人の女主人がいた。これは経営者山下蹉一郎氏の芳夫人という。夫人は当時29歳の、東京の生まれで育ち(菊岡倶也「ハーンが描いた浦島屋の女主人・山下芳のこと」熊本アイルランド協会会報6号・1996年3月1日発行 [ウエブで閲覧可])。ハーンは、宇土半島の海岸べりを熊本市へと辿りながら、海と空の碧い光の中へ夢とともに入ってゆく。 この手紙は「夏の日の夢」の第一作もしくは試作ともいえる内容を持っている。後には疎遠になる二人だが、名宛人はどんな気分で読んだのだろう。(林田清明) |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: |
分類: | 著者 |
作家名: | 小泉 八雲 |
作家名読み: | こいずみ やくも |
ローマ字表記: | Koizumi, Yakumo |
生年: | 1850-06-27 |
没年: | 1904-09-26 |
人物について: | 「小泉八雲」 |
分類: | 翻訳者 |
作家名: | 林田 清明 |
作家名読み: | はやしだ せいめい |
ローマ字表記: | Hayashida, Seimei |
入力: | 林田清明 |
校正: | 林田清明 |
ファイル種別 | 圧縮 | ファイル名(リンク) | 文字集合/符号化方式 | サイズ | 初登録日 | 最終更新日 |
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テキストファイル(ルビあり) | zip | 52951_ruby_42568.zip | JIS X 0208/ShiftJIS | 6868 | 2011-03-14 | 2019-03-02 |
XHTMLファイル | なし | 52951_42569.html | JIS X 0208/ShiftJIS | 14892 | 2011-03-14 | 2019-03-02 |
サイト名: | 海城の詩 |
URL: | http://www.geocities.jp/kaijyonouta/index.html |
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