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図書カード:No.3332

作品名:大菩薩峠
作品名読み:だいぼさつとうげ
副題:05 龍神の巻
副題読み:05 りゅうじんのまき
著者名: 中里 介山 

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作品データ

分類:NDC 913
初出:第五巻「竜神の巻」「都新聞」1915(大正4)年 6月12日~7月23日
作品について:勤王派天誅組とともに、十津川の乱、鷲家(わしか)口の戦いにやぶれ紀州山中に落ちのびた竜之助は、幕府側の討手(うって)が仕掛けた爆薬で両眼を失明する。崩壊した山小屋から一人のがれた竜之助は山中をぬけ竜神村の社(やしろ)に身を隠す。一方、竜神村で金蔵と所帯をもち温泉宿をいとなんでいたお豊は、ある夜ふけ、土地の者から「清姫の帯」とおそれられる不吉な雲を見る。道成寺の安珍清姫伝説にまつわる幻想的な口承を背景に、一度は断ち切られたかに見えた竜之助とお豊の縁(えにし)の糸は、ふたたびもつれ絡みあってゆく。
wikipediaアイコン大菩薩峠
文字遣い種別:新字新仮名
備考:この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ

分類:著者
作家名:中里 介山
作家名読み:なかざと かいざん
ローマ字表記:Nakazato, Kaizan
生年:1885-04-04
没年:1944-04-28
人物について:小説家。本名は弥之助(やのすけ)。東京都羽村市生まれ。父の家業不振のため苦しい少年時代を送る。小学校高等科卒業後上京。電話交換手からのち小学校教員となる。この間、キリスト教と社会主義の影響を受ける。1905(明治38)年、白柳秀湖(しらやなぎしゅうこ)らと雑誌「火鞭」(かべん)を創刊。同誌に短編「笛吹川」を発表。翌年「都新聞」入社。1909(明治42)年、同紙への連載小説「氷の花」をかわきりに「高野の義人」など数々の作品を掲載。1913(大正2)年「大菩薩峠」の連載を「都新聞」で開始。本作はこの後、掲載紙を変えながら断続的に1941(昭和16)年まで書き継がれる。しかし長大な作品(四十一巻)は作者の後半生を呑み込み、なお未完に終わる。1919(大正8)年「都新聞」退社。旺盛な執筆活動を続けながら、道場や私塾経営のほか「隣人之友」をはじめ各種雑誌の発行を手がける。生涯を通じトルストイの影響を強く受けたといわれる。
代表作には、聖徳太子に材をとった「夢殿」、法然上人を描いた「黒谷夜話」など。また晩年は自伝的文集「百姓弥之助の話」を残している。
wikipediaアイコン中里介山

底本データ

底本:大菩薩峠2
出版社:ちくま文庫、筑摩書房
初版発行日:1995(平成7)年12月4日
入力に使用:1996(平成8)年2月15日第4刷
校正に使用:1995(平成7)年12月4日第1刷

底本の親本:大菩薩峠 一
出版社:筑摩書房
初版発行日:1976(昭和51)年6月20日

工作員データ

入力:(株)モモ
校正:原田頌子

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