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図書カード:No.2557

作品名:晶子詩篇全集
作品名読み:あきこしへんぜんしゅう
著者名: 与謝野 晶子 

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作品データ

分類:NDC 911
作品について:「晶子詩篇全集」は、明治・大正・昭和の歌人与謝野晶子の自選詩集で、「君死にたまふことなかれ」や「山の動く日」ほか代表的な文語・口語詩421篇が収録されている。
これらは1904(明治37)年から1928(昭和3)年までに、「明星」「青踏」「女学世界」「婦人之友」「婦人公論」「三田文学」「芸術自由教育」「読売新聞」「横浜貿易新報」等の誌紙に発表されたもので、その多くが「恋衣」「夏より秋へ」「さくら草」「舞ごろも」「瑠璃光」といった歌集、「一隅より」「我等何を求むるか」「愛、理性及び勇気」「若き友へ」等の評論感想集および紀行文集「巴里より」に収録されている。
本文は、雲片片(56篇)、小鳥の巣(59篇)、夢と現実(40篇)、壺の花(15篇)、薔薇の陰影(25篇)、月を釣る(35篇)、第一の陣痛(41篇)、幻想と風景(87篇)、西土往来(29篇)、冷たい夕飯(34篇)の十章に分かれる。このうち、欧州旅行中の詩篇である「西土往来」はやや異色であるが、その他は切り口や表現方法は異なっても、花、昆虫、天候、自然、人物、社会等の事物と自己の生活や感情を歌っている。ある作品は生きいきとして共感や親しみが持て、ある作品は押韻がリズミックで読んで(作曲されているものは歌って)楽しく、またある作品は人生を凝視して滋味あふれるといった、いずれも珠玉のような詩のアンソロジーとなっている。
晶子の短歌の読者であれば、これらの詩の背景に思い当たる歌が仄見えるであろうが、詩は短歌と異なって難解さが少なくストレートに迫るところから、誰でもが晶子の感動に直接触れることができる。これは得がたい読書の体験を与えてくれるものではないだろうか。(武田秀男)
各詩篇の出典一覧は、こちら
文字遣い種別:新字旧仮名
備考:この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ

分類:著者
作家名:与謝野 晶子
作家名読み:よさの あきこ
ローマ字表記:Yosano, Akiko
生年:1878-12-07
没年:1942-05-29
人物について:大阪府堺市生まれ。旧姓は、鳳(ほう)。本名は、志よう。1900年(明治33年)與謝野寛(鉄幹)によって創立された新詩社の社友となり、その新詩社の機関誌「明星」に短歌を発表。翌年、処女歌集「みだれ髪」を刊行。浪漫的な情趣をたたえた「明星調」は当時の青年層から熱狂的に支持された。與謝野寛との結婚後は、「小扇」「舞姫」「夢之華」などの歌集をあいついで刊行し、歌壇に女流歌人の第一人者としての名声を確立した。明治四十年代から大正期にかけての歌集・詩歌集に、「常夏」「佐保姫」「春泥集」「青海波」「夏より秋へ」「朱葉集」「火の鳥」「太陽と薔薇」などがある。昭和に入ってからも作歌活動は続き、「心の遠景」「白桜集」(遺稿)などの歌集が刊行されている。また、上記の短歌、「君死にたまうことなかれ」をはじめとする詩や小説、童話のみならず、源氏物語などの古典研究、婦人問題に関する評論活動、文化学院をよりどころとした女子教育など、多方面にわたって活躍する。
wikipediaアイコン与謝野晶子

底本データ

底本:晶子詩篇全集
出版社:実業之日本社
初版発行日:1929(昭和4)年1月20日
入力に使用:1929(昭和4)年1月20日
校正に使用:1929(昭和4)年1月20日

工作員データ

入力:武田秀男
校正:kazuishi

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