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図書カード:No.18406

作品名:翁の発生
作品名読み:おきなのはっせい
著者名: 折口 信夫 

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作品データ

分類:NDC 386 773
初出:「民俗芸術 第一巻第一・三号」1928(昭和3年)年1月・3月
作品について:この作品を含む以下の26作品は、「『古代研究』第一部 民俗学篇第一」(大岡山書店、1929(昭和4)年4月10日発行)では以下の順で収録されている。(門田裕志)
 「妣が国へ・常世へ」(新字旧仮名
 「古代生活の研究」(新字旧仮名
 「琉球の宗教」(新字旧仮名
 「水の女」(新字旧仮名新字新仮名
 「若水の話」(新字旧仮名
 「貴種誕生と産湯の信仰と」(新字旧仮名
 「最古日本の女性生活の根柢」(新字旧仮名新字新仮名
 「神道の史的価値」(新字旧仮名
 「高御座」(新字旧仮名
 「鶏鳴と神楽と」(新字旧仮名
 「髯籠の話」(新字旧仮名
 「幣束から旗さし物へ」(新字旧仮名
 「まといの話」(新字旧仮名
 「だいがくの研究」(新字旧仮名
 「盆踊りと祭屋台と」(新字旧仮名
 「盆踊りの話」(新字旧仮名
 「信太妻の話」(新字旧仮名
 「愛護若」(新字旧仮名
 「鸚鵡小町」(新字旧仮名
 「餓鬼阿弥蘇生譚」(新字旧仮名
 「小栗外伝 (餓鬼阿弥蘇生譚の二)」(新字旧仮名
 「翁の発生」(新字旧仮名
 「ほうとする話」(新字旧仮名
 「村々の祭り」(新字旧仮名
 「山のことぶれ」(新字旧仮名
 「花の話」(新字旧仮名
※公開に至っていない場合は、リンクが機能しません。
文字遣い種別:新字旧仮名
備考:この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ

分類:著者
作家名:折口 信夫
作家名読み:おりくち しのぶ
ローマ字表記:Orikuchi, Shinobu
生年:1887-02-11
没年:1953-09-03
人物について:創作では釋迢空を使用。大阪の医師の家に生れるが、父親の放蕩により家計が傾く。苦労の末、東京の国學院大學へ進学し卒業後教鞭をとる。
民俗学者柳田国男に「沖縄行き」を勧められて、当地に残る古の「型」「もの」に感動し、なかなか東京へ帰らなかった。そこで得たことが民俗学者折口信夫の基礎となる。天性の文学的才能が加味し、折口は大胆にも「まれびと」「貴種流離譚」など、独自の言葉を駆使しその論文を発表。
最初、そうした言葉を心よく思わなかったのは、師の柳田国男である。しかし折口は柳田を生涯にわたり尊敬し続けた。
折口の興味は、民俗学に留まらず、国文学の発生にまで及んでいる。それらのほとんど「口術筆記」の形をとっていた。書き手(聞き手)は、折口の頭の回転の速さと独特の言い回しでついていくことに閉口したという。
生活能力に乏しい折口が公私共に信頼をおいていた弟子の藤井春洋を養子としたが、それは春洋本人は知らぬことであった。柳田国男が保証人であるその養子縁組を知ることなく、春洋は硫黄島へ出征してしまっていた。
間もなく折口の下へ春洋の訃報が届いた。今、折口は、遺言通り、春洋の故郷である能登の羽咋で春洋の隣に半分だけ眠っている。もう半分は、大阪の折口家代々の墓で眠っている。(まれびとプロジェクト)
wikipediaアイコン折口信夫

底本データ

底本:折口信夫全集 2
出版社:中央公論社
初版発行日:1995(平成7)年3月10日
入力に使用:1995(平成7)年3月10日初版
校正に使用:1995(平成7)年3月10日初版

底本の親本:古代研究 民俗学篇第一
出版社:大岡山書店
初版発行日:1929(昭和4)年4月10日

工作員データ

入力:高柳典子
校正:多羅尾伴内

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