マニュアルインデックス

青空文庫は、幅広いボランティア活動に支えられています。
私たちは、そのうち、入力や校正にたずさわってくださる方を
「工作員」と呼んでいます。
ここには、底本を選んだり、入力をしたり、校正をしたりする際に
必要となる基本事項をまとめました。
自分も作品ファイル作りに加わりたいと思われた方は、
一通り読んでみてください。
作業を始めるに先立って、確認してもらいたい点をまとめた
「工作員を志願される皆さんへ」にも、お目通しをお願いします。
人が働いて、ここまできました。
青空文庫の活動にご参加ください。

マーク青空文庫からのメッセージ
 本という財産とどう向き合うか
【内容】入力に用いる本を選ぶ際には、著作権に対する配慮が欠かせません。本という財産を大切に扱っていくために知っておきたい基礎的な知識をまとめました。

マークHTML 版青空文庫工作員
 作業マニュアル
【内容】入力はどう行うのか、校正とはどんな作業なのか、実際に作業するときに必要な道具や知識は? 青空文庫の作業における約束事は?――作業を円滑に進めるために必要な実践的情報をまとめました。

1998年12月23日 第一版公開
2011年11月20日 第二版公開

第二版における、主な変更点。

ルールの変更と新設、運用上、先立って認めてきた事項の追記に該当するものを、赤で示します。
細かな文言の変更点は、記載しません。
▼青空工作員マニュアル MANU_IND.html
「工作員を志願される皆さんへ」の参照要請を、追記。
・PDF版に関する記述を削除。
・「第二版における、主な変更点。」を記載。
▼本という財産とどう向き合うか MESSAGE.html
・ベルヌ条約と万国著作権条約では、著作者の死後50年までという保護期間の原則に加え、それ以上の保護期間も設定できることを追記。
原則として、同じ作品への同一文字遣いでの取り組みは避けるが、明らかな校異があれば認めることを追記。
▼HTML版工作員作業マニュアル MANU_MOKU.html
・公開日、第二版公開日を記載。
・Windows版とMacintosh版に分けていた「3.入力-2」を統合。
・第一版の修正履歴の削除。
▼1底本選び〜作業の流れ MANUAL_1.html
著作権保護期間の作品の受け付けは、原著作権切れ作品の翻訳をのぞき、原則として休止していることを追記。
校異があれば、同じ作品への同一文字遣いでの取り組みを拒まないことを追記。
長期作業中の作品に対して希望があれば、点検グループを通して引き継ぎ要請し、前任者から断られた際は、同じ底本を選ばないことを条件に、同一文字遣いでの取り組みを認めることを追記。
・「電子テキストのある場所」に関する記述を削除。
入力担当作品の総数を、200以下に抑えることを追記。
▼2入力―1 MANUAL_2.html
・「バイナリ・ファイル」の説明を削除。
写真や図版は、原則作業対象としないとしていたものを、著作権の問題がなければ対象とするに変更。
注記の書き方をまとめた文書として、「注記一覧」を追記。
「■基本となる書式」に、底本の表題と副題のルビはファイル冒頭には入力せず、ファイル末に、ルビ付きの形を注記しておくことを追記。
・記号類に添えていた、区点コード、JISコード、シフトJISコードを削除。
・【入力者注の形式】に、「ページ-行」の書き込み例を追加。
・【青空文庫で使う文字】の、「半角カタカナ」を「半角カナ」に変更。青空文庫の入力には、JIS X 0213で新たに規定されたものを含む、Unicodeの文字を使わないことを追記。
・【行頭の字下げ】の、スペースの全角半角設定に関する、個別かな漢字変換ソフトにそった記述を、一般化したものに変更。
・【行の長さ】を、削除。
・【ページや段をあらためる処理】を追加。
・【ページの左右中央に組んである処理】を追加。
・【見出し】を追加。
【表組】で、TABの使用を求めていたものを、スペースによる調整に変更。図版による処理も行うことを追記。
・【罫囲み】を追加。
・【縦中横】を追加。
・【割り注】を追加。
・【字詰め】を追加。
・【横組み】を追加。
【キャプション】を追加し、キャプション注記に関する規定を新設。
【アクセント符号付きのラテン文字】の入力方法を、注記からアクセント分解に変更。
・【記号】で、句読点の種類と全半角の設定に関する、個別のかな漢字変換ソフトにそった説明を一般化。
・【全角と半角】で、「既定値の設定では、「MS Pゴシック」となっているソフトがほとんどです。」を削除。
【ルビ】で、JIS X 0208では第1水準第2水準に含められていない、「仝」「〆」「〇」「ヶ」を、「々」とともに、「|」の必要性の判定にあたって、漢字扱いすることを追記。
・【ルビ】で、ルビの付く欧文文字列に「|」を使用する際、半角アキを入れる位置を、誤って「彼は| Au revoir《さらば》 と、」としていたものを、「彼は |Au revoir《さらば》 と、」に訂正。
【傍点】に、「ばつ傍点」の規定を追加。
・【傍線】を追加。
・【ゴシックとイタリック】を追加。
・【文字サイズ】を追加。
「(6)画像」を追加。色深度の目安は、「カラー3万2000色、グレースケール256階調」に設定。
【伏せ字】を削除し、伏せ字があった際、【テキスト中に現れる記号について】に記載するとしていた要請を取り下げ。
▼3入力―2 MANUAL_3.html
・Windows版とMacintosh版に分けていたものを、統合。
・「■文字を探す」から、【文字パレットを使う方法】【コードで入力する方法】【新JIS漢字総合索引の利用】を削除。
廃止ずみの規定にそった外字注記の古い記述を、現行方式に対応したものに変更。
【外字注記辞書】を新設し、使える範囲にない文字の探し方を、外字注記辞書を用いる形に変更。
・【異機種間の互換性】を廃止し、機種依存文字に関する細かな説明を削除。
【「ケ」のようにみえる文字】を追記。
・【旧字入力の支援ツール】に、校閲君の作者、結城浩さん、ゼファー生さんを追記。
・「■文書の保存」で、保存に関する、個別のソフトにそった説明を、一般的な形に変更。
・「■文書の送信」で、圧縮に関する、個別のソフトにそった説明を、一般的な形に変更。
▼4校正 MANUAL_4.html
・「■校正という作業」で、「極論すれば、文章の意味は理解できなくとも、正しい文字さえ把握できればよいのです。」を削除。
・「■校正という作業」で、大量の校正申し込み時には、申請システムを用いず、reception@aozora.gr.jpへの連絡で替えても良いとの記述を削除。(大量の申し込みも、システムからスムースに行えるので。)
「■校正という作業」で、校正担当作品の総数を、100以下に抑えることを追記。
・【記入する色】【書き込み方】を廃止し、校正紙に対する校正記号の書き込み方の詳細を削除。
・【校正用ツールの利用】を追加して、「チェッカー君」「校閲君」「外字注記辞書」について記載。
・【校正は繰り返し行う】で、「特定の観点からの素読み」への正規表現の利用を追記。
▼5ファイルの加工 MANUAL_5.html
・「■青空文庫の基本フォーマット」で、XHTML変換プログラムの切り替えに伴って、記述を変更。
・「■青空文庫の基本フォーマット」で、txt2xhtmlの作者、藤井遼さんを追記。大野裕さんを、旧変換プログラムの作者として位置づけ直し。



ご不明の点については、青空文庫(reception@aozora.gr.jp)宛にご連絡ください。