そらもよう
 


2020年07月07日 受付・点検の制限付き再開のお知らせ
長らく続いております新型コロナウイルス(COVID-19)の感染流行に伴う公共図書館等の休館の影響で、青空文庫も2020年4月14日より作業着手連絡システムおよび受付・点検チームの活動を、やむをえず一時休止しておりました。

緊急事態宣言そのものは5月末に解除されましたが、感染拡大防止のため図書館等の利用はなお全面再開とはならず、今もかなり制限された状態が続いております。
そのなかで受付・点検チームは、自身の安全と健康を第一にしつつ、まずは休止前にいただいていた申請や、底本の画像添付に協力していただいた作品の確認を、できる範囲で進めて参りました。
その結果、一定の条件付きであれば休止していた作業着手連絡システムおよび受付・点検の確認を再開できる目途が付いてきましたので、ここでご連絡差し上げます。

制限期間: 2020年7月7日 00:00 ~ 図書館利用が全面再開されるまでしばらくのあいだ
影響範囲:作業着手連絡システム(reception.aozora.gr.jp)からの受付を、制限付きで再開します。受付メールアドレス(reception@aozora.gr.jp)からの対応も、同様に制限付きで再開します。

その際、以下の点にご留意くださいますようお願い申し上げます。
  • 複数の底本にわたる大量の入力・校正申請を控える

  • 入力申請の際、合わせて「底本の奥付・目次、および初出・親本・表題・原題・原綴りなどの書誌記載箇所を含む画像データ(PDFやスマホ写真等)」を reception@aozora.gr.jp に送付する

  • 入力ファイルを送付する際、上記データおよび「底本の本文を含む画像データ(PDF等)」も添付する

  • 校正の際も、底本画像のないものや点検前のものについては、申請・校了時に上記底本画像データ添付のご協力をお願いすることがある(自主的にご送付いただくのもOKです)

  • 底本画像がなく、底本の確保に時間のかかる場合や、申請が(作業中の累積も含んで)大量となる場合は、申請・送付順にかかわらず、確認までに数ヶ月ほどの時間を有することがある

おかげさまで本日、青空文庫は23周年を迎えました。安定的な運営の維持のため、これからも何卒よろしくご協力ください。

2020年04月13日 緊急事態宣言に伴う受付・点検の一部休止のお知らせ
先般より続いております新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、各地で公共図書館等がしばらくの休館となり、外出自粛要請も出されております。

青空文庫の活動のなかで、さまざまな底本に基づく入力校正の受付申請や入力校了ファイルの点検は、公共図書館の蔵書に頼りながら作業を進めているため、受付・点検チームは図書館への来訪と利用が欠かせません。

ただし現状、この活動がかなりの範囲で制限されております。そこで、作業着手連絡システムおよび受付・点検チームの活動は、やむをえず一時のあいだ一部休止することにしました。

休止期間: 2020年4月14日 00:00 〜 2020年5月7日以降の事態収束まで
影響範囲:作業着手連絡システム(reception.aozora.gr.jp)からの受付を休止します。受付メールアドレス(reception@aozora.gr.jp)からの対応も、一部休止します。

たいへん恐縮ですが、確認待ちリストの抱えきれない増大を防ぐためにも、どうぞよろしくお願いいたします。これまでに頂いている受付申請の確認や作業のお願いも、一部は休止期間明け以降となります。ご寛恕ください。

期間中も受付メールアドレス(reception@aozora.gr.jp)へのファイル送信等は可能ですが、底本の確保が難しくなるため、細かい確認の必要な入力・校正済みファイルの点検はいったん休止します。受領確認・データベース更新も含めて、対応再開後のご連絡になることご了承ください。

ただしファイル送付時に、底本の本文・奥付・目次、および初出・親本・表題・原題・原綴りなどの書誌記載箇所を含む画像データ(PDF等)をお送り頂けたときには、通常通りに対応できることもあります。

現在作業中のみなさまの入力校正活動は自粛せず、継続していただいて問題ありません。また、毎日の作品公開については普段通り更新されます。
渉外の info@aozora.gr.jp も、(即時すべてのメールにお返事ができるわけではありませんが)その期間もいつも通りゆるやかに開いておきます。

みなさまの日々に健康と安寧がありますように。

2020年04月09日 青空文庫収録ファイルを用いた朗読配信をお考えのみなさまへ
ただいま朗読利用や朗読配信についてのお問い合わせを数多く受けておりますが、青空文庫は限られたボランティアで運営しているため、現状なかなかひとつひとつに丁寧なお返事を差し上げることができません。
そこで、恐縮ながらここでのお知らせをもって回答に代えさせていただきます。

Q:青空文庫にある作品を朗読したいのですが……
A:「青空文庫収録ファイルの取り扱い規準」(https://www.aozora.gr.jp/guide/kijyunn.html)に従って、どうぞご活用ください。
「青空文庫FAQ」(https://www.aozora.gr.jp/guide/aozora_bunko_faq.html#midashi1060)より

青空文庫に収録されている著作権保護期間満了した作品については、事前の許諾なく、有償無償を問わずご利用いただけます。著作権保護期間中の作品であっても、広く自由利用を推進するクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(https://creativecommons.jp/)のついているものは、そのライセンスに従ってご活用いただけます。

また作品を選ぶときには、「分野別リスト」(http://yozora.main.jp/)もどうぞご参照ください。

読む時間の目安は、外部サービスの「ブンゴウサーチ」(https://search.bungomail.com/)で確認することができます。音読朗読の場合は、黙読の数値を×1.5〜2くらいすると概算になります。また、子ども向け作品のみの検索ができる「ブンゴウサーチ for Kids」(https://search.bungomail.com/juvenile)も今回開設されました。合わせてご活用ください。

朗読用台本を作って印刷したいときは、青空文庫テキスト対応の各種エディタでPDFを作るとよいでしょう。
iOS向けの「縦式」(https://apps.apple.com/jp/app/%E7%B8%A6%E5%BC%8F-%E7%B8%A6%E6%9B%B8%E3%81%8D%E5%85%A5%E5%8A%9B/id1415281201)や、各種OS向け「TATEditor」(https://www.cc4966.net)があるほか、また細かな調整が不要なら「青空キンドル」(http://a2k.aill.org)を用いてオンライン変換も可能です。

お持ちのタブレット等をそのまま台本になさる場合は、各図書カードの作品データ備考欄からご利用できる各種縦書き表示サービスが便利です。
「青空 in Browsers」(https://aozora.binb.jp/)
「えあ草紙・青空図書館」(https://www.satokazzz.com/books/)

また古い漢字仮名づかいのテキストしか見つからない場合は、こうした変換の助けを借りることもできます。
「旧字旧仮名遣いの文章を変換!」(http://mto.herokuapp.com)

もっとルビ(ふりがな)が欲しいという方は、以下もご参照ください。
「ひらひらのひらがなめがね」(http://www.hiragana.jp)

語のアクセントを調べるときには、オンラインでは東京大学大学院工学系研究科・峯松研究室と情報理工学系研究科・廣瀬研究室が共同で提供しているOJADが頼りになります。
「Online Japanese Accent Dictionary」(http://gavo.t.u-tokyo.ac.jp/ojad/)

そのほか、個別の利用についての法律的アドバイスにつきましては、恐縮ながらこちらからご回答しかねますので、法律の専門家までご相談をお願いします。

なお「青空文庫」の名称を、再配布・利用に当たっての出所表示として、またパブリック・ドメインの一般名称として、自由にお使いいただいてまったく問題ありません。
ただし、そのことをもって、青空文庫の関与や認知・許可を示すものではありません。くれぐれもご留意ください。

青空文庫収録ファイルが、文化的生活を守り支えるために活用されることを歓迎します。みなさまの日々に健康と安寧がありますように。(U)

2020年03月29日 江戸川乱歩「孤島の鬼」の校正をご担当いただいている方にお願い
江戸川乱歩「孤島の鬼」の校正をご担当いただいている方に申し上げます。

作業を引き継げないかとの打診を受けて、進捗状況とお気持ちの確認のためメールをお送りしましたが、お返事がありませんでした。
reception@aozora.gr.jp宛に、ご一報をお願いします。

本日から一ヶ月、ご連絡を待ちます。
一月を経て、連絡を取り合えない場合は、これらの入力を引き継いでいただこうと思います。

作業の継続が難しくなった際は、皆さん、どうぞお気軽に、reception@aozora.gr.jpまでご連絡ください。
メールアドレス変更の際は、reception@aozora.gr.jp宛にご一報をお願いします。(門)

2020年01月01日 届かないところ、埋もれたもののために
2018年末に著作権法が改正され、新たにパブリック・ドメインの現れない2回目の元旦を迎えました。

そのため、今回の更新は例年とは異なり、平常通りの更新として、本日1月1日が生誕日の富田常雄による「」を公開しております。

普段から青空文庫の更新状況にご関心のある方はお気づきのことと思いますが、この数年、青空文庫では作品公開スケジュールに少し工夫を凝らしています。
具体的には、作家の誕生日・命日やゆかりの日に合わせて、意識的にその作品の公開日設定をしているのです。

現在、青空文庫では年間500~600作品の新規公開があり、年間1000万ほどの作品ページビューがあります。
公開される作品はパブリック・ドメインやクリエイティブ・コモンズなどそもそもがオープンなものですが、もちろんただ公開しておけばそれだけで広く公有が浸透してゆくわけではありません。

そこでまず、よりオープンに共有していくために、すぐにできる工夫として思いついたのが、そのときの公開待ち作品をできるだけ「特別な日」に合わせてお届けすることでした。
この試みは2015年後半から徐々に本格化し、今ではおよそ半数強の作品は、当該作家の誕生日・命日に合わせて公開されています。

しかし時として「文学忌」という言葉で呼ばれる作家の命日を特別視する習慣は、一般的には局地的かつ地味なものでした。
命日に作家を偲んで、たとえばゆかりの地や文学館などでイベントやお祭りがあったり、あるいはファンが自主的に作家の本を読んで想いを馳せたりします。
またこの日を本人の作品や雅号、特徴的な言葉で称することもあり、たとえば江戸川乱歩なら「石榴忌」、梶井基次郎なら「檸檬忌」、幸田露伴なら「蝸牛忌」と言い、それぞれ季語としても用いられています。

ですがこのSNS時代、こうした記念(祈念)日を軸にした文芸振興は、あらためて社会のなかで盛り上がりつつあります。
9月19日の獺祭忌・糸瓜忌(正岡子規)、9月26日の八雲忌(小泉八雲)でも、従来のファンのみならず近年の翻案作品から新しく作家に親しんでいる人たちも含め、リアルタイムの投稿数値推移を見る限り、普段の数倍の反応があったようです。

こうした動きは、同じくマンガ・アニメ・ゲームから日本の文豪たちを知った海外のみなさんにも不思議に思えるようで、先日の中也忌(10月22日)には、青空文庫の公開作を伝えるツイートに、ロシア語で「祝っているの?」というリアクションがありました。
そのときには、次のような説明をお返ししました。

"In Japanese tradition, the anniversary of an author’s death is to read their works and wish their fame alive forever; it is called ‘文学忌’ (Bungaku-Ki)."

たとえ本人がいなくても、その名前と作品が永遠に残っていってほしい、というのはファンの常なる想いでもあります。
普段は作家・作品の愛好者はそれぞれで楽しんでいますが、作家の誕生日や文学忌は、そうした人々がゆるやかにつながるきっかけにもなっています。

そして青空文庫で入力・校正することがファン活動の一環であるとするなら、その作品が最も喜ばれる・盛り上がる日に公開することは、文芸愛好家のゆるやかな共同体にとっても最も貢献できるのではないか、と考えました。
とりわけ作家の誕生日や文学忌の当日は、各種イベントのツイートや作品の感想などが、相乗効果もあっていつも以上に拡散されます。
そしてそれは、盛り上がるほどに目を惹くものとなり、新しい読者を招く呼び水にもなるでしょう。

青空文庫はこれからも、文芸を楽しむ共和体の継続と発展を目指して、作家の誕生日や文学忌という風習をこれまで以上に育てていきたいと思っています。

そして今、青空文庫は本の未来基金と協力しながら、社会の共有財産としての文芸文化を、さらに豊かにしていくためにはどうすればいいか、ゆっくりとではありますが、そのための計画を進めつつあります。

高速通信と小型閲覧端末の普及によって、青空文庫はかつてよりもかなり気軽に、どこでも読めるようになりました。
しかしそれでも、必要とされながら届きづらいところ、まだ届いていないところがあるはずです。さらに公共性を高めるためには、どこへ積極的に届けていくべきなのか。
かつての「青空文庫 寄贈計画」を再開するならば、あるいは海外に……

また今でも青空文庫を通して、パブリック・ドメインは広く活用されています。
もちろん商用利用も少なくありませんが、その多くは非営利利用です。気軽な朗読配信なども、とみに増えています。
そのなかで、著作者のわからない孤児作品(オーファン・ワークス)に対しては、社会における豊かな活用にいまだ扉が閉ざされたままでいます。
パブリック・ドメインにとってそうであったように、こうしたオーファン・ワークス活用の突破口にも、青空文庫はなれないだろうか?

著作権保護期間延長後2年目である本年は、青空文庫および本の未来基金にとっても新たな挑戦を始める1年になるでしょう。どうか応援して頂けると幸いです。(U)


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