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青空文庫底本としては、右からベンサム「功利論」、ロック「悟性論」、スピノザ「エチカ」、ロック「デモクラシイの本質」(市民政府二論の片方)、マキャベリ「君主論」、フロイト「精神分析」で、いずれも訳者の権利も失効しているもの。どれも青空文庫というか公有化されていてほしいなあと個人的に思うのですが、このへんも分厚くて人海戦術じゃないと無理ですよね。悟性論はわたくしこれで読んだのですが、訳の出来としてはまあこんなものかなと(可もなく不可もなく)。君主論は英訳からの重訳で、フロイトは共訳でやや用語の詰めが甘かったような気がしますが、読み物としてならこれでいいんじゃないでしょうか。