どうもいつもより遅れましてこんにちは、マンガ雑誌「月刊ヤングエース」(角川書店刊)に好評連載中『文豪ストレイドッグス』(原作:朝霧カフカ/作画:春河35)の応援を今月は忘れていたわけではございませんよ、少しばかり忙しかっただけなのです。
今月は太宰との〈あのエピソード〉がtwitterで広まってしまった詩人・中原中也を元にしたキャラが登場、2巻の太宰のキャラ紹介では先行して「嫌いなもの:中原中也」と書かれておりましたが、しかしどうやら関係性は史実とはちょっぴり違うようなので気になるお方、詳しくは発売中のヤングエース本誌まで!
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8/16日に青空文庫の中心的な呼びかけ人だった富田倫生さんが亡くなられた。ご冥福をお祈りします。
何年かのあいだ掲載されていなかったaozorablogの再開が始まったのが2012年3月。この青空文庫の月間アクセス増率の分析を初めてアップしたのが2012年4月のことでした。読みこなしてもいないランキング上位の定番作品に目を向けないで、赤丸急上昇的な作品はなんだろうと思って、twitter上で最初はテキストのtweet、ついでTwitpicの画像でつぶやいていたのを、富田さんが読んでくれていて、この場を与えられたのでした。
aozorablogの再開のきっかけの一つとなったのは、アクセス増(アクセスの変動)のこれらのツィートとその前にtwitter上で報告していた各種青空文庫ビューアの注記処理状況の報告であったと思います。アクセス増分析はなんとか続けていますが、注記処理状況の報告については、ブログ上である程度きちんと報告するには、いろいろ調査が必要となるので、富田さんの期待に添うことができないできました。2012年の夏に、『もうひとつの「リフローは難しい」、あるいは期待するリフロー』 http://www.aozora.gr.jp/aozorablog/?p=1052 と題した一連の調査があるきりです。
富田さんとの出会いは、青空文庫注記形式を利用して漢文の訓点テキストを作成し、青空文庫ビューアで読もうとしていて、再読文字の注記方法が分からなかったことをtwitterで呟いたいていたことからでした。再読文字の注記自体は、その時既に存在していて、“青空文庫[#「青空文庫」の左に「あおぞらぶんこ」のルビ]”のように注記すれば良かったのでした。再読文字に即して言えば、“未[#「未」の左に「ザル」のルビ]”のように注記すれば良いわけです。左につくルビは、調べると実にやっかいな注記(処理)で、Webkitでも、まだ実装されていません。青空文庫ビューアでちゃんと処理できているのは、えあ草紙/AIR草紙ぐらいなものです。
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