0
あるとき「青空文庫にエロいものは入れられるのか!」なんてことを考えたことがあって、その際に取りそろえたもの。真ん中は言うまでもなくインドの聖典「カーマスートラ」、時代が時代だけに伏せ字もあったりするのですが、「伏せ字はこう直せばいいよ」なんていう紙も挟まっていたりして暢気なもんだなと思いました。両端は、第2回直木賞作家鷲尾雨工による艶っぽい本。とりわけ右のは、「教養のある良家の若い女性」に向けた性教育の本という触れ込みで、まずは「女性にもちゃんと性欲があるんですよ!」なんてことから性的な用語集までわりあい真面目に書いてあります。鷲尾さんは書肆時代からそのへんに凝ってたので昔取った杵柄なのかな。ネタとしては面白くても、入れてどうなるものかという感じもしなくはないので、そのまま放ってあります。