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青空文庫では2015年3月8日、「そらもよう」にて「TPP著作権条項に関する緊急声明」に対する参加を表明しましたが、以下のご意見をたまわりました。ありがとうございます。
TPPの問題について思うこと(匿名希望)
青空文庫担当者様、お世話になります。利用者として青空文庫の恩恵を受けていて、喜ばしく思います。
TPPへ日本が参加することに対して、私は反対します。
この反対の呼びかけをFacebookを通じて、広く呼びかければいいのにと思います。ブログに書くよりも、もっと多くの人々に呼びかけられると思います。
また、青空文庫がTwitterのアカウントを持っていれば、Twitterでも呼びかければ、さらに効果は上がるでしょう。
ブログだけでなく、もっと、いろんなメディアを使って呼びかけた方が効果アップにつながるでしょう。
おっしゃる通り、運動の中心となるtwitterやfacebookがあるといのかもしれません。呼びかけ元のthinkTPPIPさんでは、ツイートやいいねボタンは設置されているようですが、もう少しうまくできないか、考える余地がありそうです。
ちょうど先日の3月13日、TPP知的財産条項に関する記者会見が開かれ、その模様は「国民不在のTPP知財協議に待った──thinkTPPIPら有志が政府に緊急声明を提出」(INTERNET Watch)にまとめられています。
それと前後して、さまざまなご意見をうかがう機会がありましたが、なかでも「わかりやすい旗やロゴがあった方がいいのではないか」という提言が印象的でした。
青空文庫は、2005年からの著作権保護期間延長反対運動の際、有志によって制作された次のバナーを用い、また同じバナーの利用が意見に賛同する方々に広まっていったという経緯があります。
TPPについても、同じようなバナーやアイコンがあるとよいのかもしれません。たとえば、海外のEFF(電子フロンティア財団)では、TPP知財関連の記事を書く際、よく以下のイメージが用いられています。
Fast Trackというのは、拙速に物事を進めることに対して使われる表現で、それを止めようということです。それを日本語にしてみると、次のようになるでしょうか。
Fast Trackという表現自体が日本語になじみがないため、これがそのまま使えるというわけでは必ずしもありませんが、「TPP著作権条項に関する緊急声明」にも、賛意を示すことがわかりやすく態度表明できるアイコンがあれば、それをサイトに貼ったりリツイートしたりしやすくなるかもしれません。
日本版の何かよい案やアイコンを、みんなで考えて作ってゆけるとよいですね。(U)