’17/03月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインしているのは3作品。宮沢賢治「毒もみのすきな署長さん」、同「イーハトーボ農学校の春」、ラヴクラフト「狂気の山脈にて」。
宮沢賢治「毒もみのすきな署長さん」、「イーハトーボ農学校の春」はEテレ「100分de名著 宮沢賢治」で取り上げられたようだ。その他、テキスト版だけだが、「猫の事務所」、「やまなし」、「なめとこ山の熊」、「ツェねずみ」がランクイン。ラヴクラフト「狂気の山脈にて」は、新しいドラえもん映画『南極カチコチ大冒険』が「狂気の山脈にて」そのものらしい。また、田辺剛という漫画家のコミカライズ『ラヴクラフト傑作集』第2巻が「狂気の山脈にて」ということだ。いずれも後追いのネット検索での結果の報告であるのが残念である。なお、ラヴクラフト作品はThe Creative CATさんの翻訳。
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’17/02月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインしているのは3作品。太宰治「パンドラの匣」、芥川竜之介「西郷隆盛」、坂口安吾「風博士」。
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’17/01月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインしているのは3作品。中原中也「在りし日の歌 亡き児文也の霊に捧ぐ」と宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(新字新仮名版)、底本が新潮文庫と角川文庫2つの版。
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’16/12月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインしているのは2作品。夏目漱石「虞美人草」、徳田秋声「新世帯」。
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’16/11月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインしているのは4作品。芥川竜之介「谷崎潤一郎氏」、サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」、江戸川乱歩「恐ろしき錯誤」、太宰治「畜犬談 —伊馬鵜平君に与える—」。
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2015年-2016年のXHTML版とテキスト版のアクセス増率ランキングで15位までに共にランクインしている作品は、有島武郎「一房の葡萄」、葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」、宮沢賢治「『春と修羅』」、ヘミングウェイ「老人と海」の4作品。「老人と海」は2015年10月の公開作品なので、その後もコンスタントに読まれて、アクセス増率では高得点をあげているということだ。
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2016年度新規公開作品で500位ランキングに入ったのはXHTML版で27作品、テキスト版で75作品。2016年度の新規公開作品数は540だから、500位までのランクイン率はXHTML版5.0%、テキスト版13.9%であり、例年に比べてかなり多い(2011年度:1137作品公開、ランクイン率XHTML版0.7%、テキスト版0.8%、2012年度:730作品公開、ランクイン率XHTML版1.4%、テキスト版1.4%、2013年度:647作品公開、ランクイン率XHTML版4.8%、テキスト版8.7%、2014年度:647作品公開、ランクイン率XHTML版4.8%、テキスト版8.7%、2015年度:576作品公開、ランクイン率XHTML版0.2%、テキスト版2.1%)。これは江戸川乱歩、谷崎潤一郎作品の人気の高さによることは言うまでもない。
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’16/10月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインしているのは6作品。9月30公開の江戸川乱歩「赤いカブトムシ」のほか、夏目漱石の「文鳥」、「坑夫」、黒岩涙香「幽霊塔」、太宰治「トカトントン」、織田作之助「天衣無縫」。
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’16/09月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインしているのは5作品。前月末に公開された江戸川乱歩の3作品を除くと、芥川竜之介「犬と笛」、 河口慧海「チベット旅行記」の2作品。芥川竜之介「犬と笛」のアクセスが増えた理由は分からないが、河口慧海「チベット旅行記」は9月26日のニュース「チベット脱出時の日記見つかる=旅行記の河口慧海-堺市」(時事ドットコムニュース http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092600738&g=soc&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter )によるだろう。
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’16/08月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインしているのは2作品。宮沢 賢治『春と修羅』、江戸川 乱歩「屋根裏の散歩者」。宮沢 賢治『春と修羅』が入っているのは、映画「シン・ゴリラ」と関係があるらしい。
今月のトピックは、8月公開作品41作品の全部がテキスト版でアクセスランキンキング500位までに入ったことである。当初、8月公開の作品数を44作品と数えていて、はずれた3作品は何かとチェックしていたところ、翻訳作品を作者と翻訳者で別々にカウントしていたことに気付いたのだった。一つの作品として数え直したところ、なんと全作品がアクセスランキングに入っていたのであった。テキスト版を使う青空文庫リーダーの普及が一つの段階を進んだのかどうかは、9月以降の結果で分かるだろう。
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