●’21/12月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインした作品は4つ。寺田寅彦「柿の種」、森鴎外「うたかたの記」、太宰治「メリイクリスマス」、ディケンズ/森田草平訳「クリスマス・カロル」。
寺田寅彦「柿の種」の増加は、「88歳の米寿を迎えられた上皇陛下は、上皇后陛下とともに朝食の後に、「柿の種」を音読されている」というニュースが伝えられたためであろう。もちろん「柿の種」一編ということではなく、短編集『柿の種』に収録されている短編を続けてということなのであろうけれども。
太宰治「メリイクリスマス」、ディケンズ/森田草平訳「クリスマス・カロル」は毎年12月にアクセスが増加する定番作品である。
●前月（’21/11)新規公開作品で今月にXHTML版ランキングに入っている作品はドストエフスキー/米川正夫訳「罪と罰」（58.29）。
●修正：「青空文庫 ’21/11 – ’21/12　テキスト版 アクセス増率ランキング」のリストに計算間違いがあったため、お詫びして訂正します（2022/02/06）。

■青空文庫’21/12 XHTML版新規公開作品一日当たりアクセス数(200超過アクセス/日)ランキング

’21/12月の新規公開40作品のうち、XHTML版の500位まで入った作品は9作品、23％（テキスト版では36作品、90％）と、12ヶ月平均の30％よりかなり少ない。

一日当たりアクセス数（200超過アクセス/日）のトップスリーは、1位永井荷風「冬日の窓」（40.00）、2位山本周五郎「葦」（38.73）、3位山本周五郎「山だち問答」（24.67）。

■青空文庫 前月（’21/11）新規公開作品のXHTML版2ヶ月合計一日当たりアクセス数ランキング

前月（’21/11）公開作品で今月ランキングに入った作品は1作品。ドストエフスキー/米川正夫訳「罪と罰」（58.29）。

■青空文庫 ’21/11 – ’21/12 XHTML版 アクセス増率ランキング

XHTML版アクセス増率のトップスリーは、1位中谷宇吉郎「『雪華図説』の研究」（5.53）、2位寺田寅彦「柿の種」（5.23）、3位高浜虚子「六百句」（4.28）。

アクセス増率が1.00以上なのは、11位竹久 夢二「クリスマスの贈物」（2.68）まで。

■青空文庫 ’21/12 テキスト版新規公開作品一日当たりアクセス数(200超過アクセス/日)ランキング

’21/12月の新規公開40作品のうち、テキスト版の500位まで入った作品は36作品、90％（XHTML版では9作品、23％）と、12ヶ月平均の、93％よりやや少ない。

一日当たりアクセス数（200超過アクセス/日）のトップスリーは、1位山本周五郎「雨の山吹」（134.00）、2位菊池寛「マスク」（89.83）、3位小川未明「北の少女」（81.20）。

■青空文庫 前月（’21/11）新規公開作品のテキスト版2ヶ月合計一日当たりアクセス数ランキング

前月（’21/11）新規公開作品で今月ランキングに入った作品は、’21/11に公開された40作品全部。

2ヶ月合計一日当たりアクセス数のトップスリーは、1位ドストエフスキー/米川正夫訳「罪と罰」（87.04）、2位山本周五郎「いしが奢る」（87.04）、3位山本周五郎「暴風雨の中」（32.46）

■青空文庫 ’21/11 – ’21/12　テキスト版 アクセス増率ランキング

テキスト版アクセス増率のトップスリーは、1位ディケンズ/森田草平訳「クリスマス・カロル」（1.12）、2位森鴎外「うたかたの記」（0.94）、3位永井荷風「断腸亭日乗02 断膓亭日記巻之一大正六年丁巳九月起筆」（0.93）。
アクセス増率が1.00以上なのは1位ディケンズ/森田草平訳「クリスマス・カロル」（1.12）だけ。

■アクセス数合計の推移

【青空文庫アクセスランキング500位までの21/12月合計値】XHTML版698,219（前月比98%、対前年同月比117%）、テキスト版201,325（前月比109%、対前年同月比106%）。