’15/02月のアクセス増率ランキングに入ったXHTML版とテキスト版の15作品のうち、共にランクインしているのは常連の堀辰雄「風立ちぬ」、「菜穂子」のほかに、シェリー「フランケンシュタイン 02 フランケンシュタイン」、高村 光太郎「智恵子の半生 」「智恵子抄」。

「フランケンシュタイン」はNHK-Eテレの100分de名著、高村光太郎の作品はNHK-TVの〈歴史秘話ヒストリア〉の『智恵子抄』の影響で間違いないだろう。

1月の新規公開作品では、佐々木邦「英米笑話秀逸」がXHTML版、テキスト版ともに1位であった。笑話秀逸ではあるが、それほど面白くなかった。

■青空文庫 ’15/01 – ’15/02 XHTML版新規公開作品一日当たりアクセス数(200超過アクセス/日)ランキング

’15/02月XHTML版の新規公開49作品のうち、500位まで入った作品は18作品、約37%（テキスト版では31作品、約63%）と、12ヶ月平均の40%よりやや低い。

一日当たりアクセス数(200超過アクセス/日)のトップは、佐々木邦「英米笑話秀逸」(200超過アクセス/日は101.00)。2位木暮理太郎「木曾御岳の話」(同58.88)、、3位は三遊亭金馬「犬」(同49.67)。

■青空文庫 ’15/01 – ’15/02 XHTML版 アクセス増率ランキング

XHTML版アクセス増率1位は高村光太郎「智恵子の半生」（アクセス増率7.69）。2位同「智恵子抄」（アクセス増率2.24）、3位堀辰雄「菜穂子」（アクセス増率1.88）。

8位にシェリー「フランケンシュタイン 02 フランケンシュタイン」は、昨年の12/16のテレビ朝日「林修の今でしょ！講座」（「薬と文学」がテーマ）で、太宰治「人間失格」とともに紹介されたとのこと。

■青空文庫 ’15/01 – ’15/02 テキスト版新規公開作品一日当たりアクセス数(200超過アクセス/日)ランキング

’15/02月の新規公開45作品のうち、テキスト版で500位まで入った作品は31作品で、63％。12ヶ月平均の57%より高い。

一日当たりアクセス数(200超過アクセス/日)のトップは、佐々木邦「英米笑話秀逸」(200超過アクセス/日は76.33)。2位、3位は三遊亭金馬「噺家の着物」(同63.33)、、3位は「犬」(同44.17)。

1月1日公開作品の中でのベストスリーは、三好達治「測量船」、三遊亭金馬「符牒の語源」、佐藤春夫「オカアサン」で、これはXHTML版と共通である。筆者が校正した佐々木邦「苦心の学友」は末尾の方、やはりなじみが少ないのであろうか。

■青空文庫 ’15/01 – ’15/02　テキスト版 アクセス増率ランキング

1位はシェリー「フランケンシュタイン 02 フランケンシュタイン」（アクセス増率9.88）、2位高村光太郎「智恵子抄」（同1.80）、3位堀辰雄「風立ちぬ」（同1.01）。

4位、6位、8位は高村光太郎作品。

■アクセス数合計の推移

’15/02月のアクセス数はXHTML版431,663、テキスト版240,509。対前月比でXHTML版81％、テキスト版93%。

対前年同月比では、XHTML版103%の微増、テキスト版89%の減少。