2019年度の年間アクセスランキングで前々年（2018年）公開作品でランクインしている作品は、2018年19年累計のアクセス数を（推定も含めて）計算でき、累計の一日あたりのアクセス数を計算できる。
　この2018年19年の累計１日当たりアクセス率ランキングも、当年（2019年）新規公開作品のアクセスランキングと同様、テキスト版よりXHTML版のほうがランキングに入っている作品が少ない。前々年（2018年）公開作品の場合、XHTML版8作品、テキスト版27作品である。XHTML版8作品のうち、テキスト版に入っていない作品は、アンデルセン著/矢崎源九郎訳「絵のない絵本 01 絵のない絵本」だけであった。


■前々年（2018年）公開作品のXHTML版2018年19年累計１日あたりアクセス数ランキング
前々年（2018年）公開作品のテキスト版１日当たりアクセス数（累計アクセス/日）のトップは江戸川乱歩「人でなしの恋」（31.84）、2位壺井栄「二十四の瞳」（23.11）、3位アインシュタイン著/石原純訳「相対性理論」（22.00）。
青空文庫2018年度新規公開作品の一日当りアクセス数ランキング（https://www.aozora.gr.jp/aozorablog/?p=4259#more-4259）と比較してみると、5位のドストエフスキー著/米川正夫訳「地下生活者の手記」（13.47）が新しく加わっただけで、そのほかは同じ顔触れである。

青空文庫 テキスト版 前々年(2018)公開作品の2018年19年累計１日あたりアクセス率ランキング

前々年（2018年）公開作品のテキスト版の2018年19年累計の１日当たりアクセス数のトップはアインシュタイン著/石原純訳「相対性理論」（29.96）、2位山本周五郎「樅の木は残った 01 第一部」（18.70）、3位同「赤ひげ診療譚 01 狂女の話」（16.41）。
テキスト版27作品のうち、17作品が山本周五郎作品、６作品が江戸川乱歩作品。他はアインシュタイン著/石原純訳「相対性理論」（1位：29.96）、ドストエフスキー著/米川正夫訳「地下生活者の手記」（14位：10.52）、壺井栄「二十四の瞳」（21位：9.69）、三木清「人生論ノート」（27位：8.06）。なるほどなぁという作品ばかりである。
山本周五郎「青べか物語」は山本周五郎全集版（2018-01-01公開）と新潮文庫版（2018-08-16公開）の２つがランクインしている。比べてみると、新潮文庫版の方がルビが多い。
青空文庫2018年度新規公開作品の一日当りアクセス数ランキング（https://www.aozora.gr.jp/aozorablog/?p=4259#more-4259）と比較してみると、46作品のうち、24作品が残っており、公開時期が遅かった4作品が新たに追加になっているのが分かる。