青空文庫’13/06月-’13/07月の月間アクセス増率分析
92

カテゴリー:未分類,,青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2013年8月12日 |

今月は、7/20に公開された宮崎駿「風立ちぬ」の原作の一つ、堀辰雄「風立ちぬ」が予想通り、XHTML版とテキスト版のアクセス・ランキングで1位になったことが第一の話題である。また、予想されていなくて、カフカ「変身」にアクセスが多かったも注目に価する。カフカ「変身」はNHKテレビの「100分で名著」で2012年5月に取り上げられているのだから、今月にアクセスが増えた原因とは思えない。再放送されたということもキャッチできない。
今月のアクセス増率のランキングに入っているそのほかの作品の多くも、ちょっと理由は浮かばない。これはいつものことなので、もし思い当たる人があったら、コメントにでも記入してもらいたい。

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青空文庫’13/05月-’13/06月の月間アクセス増率分析
89

カテゴリー:未分類,青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2013年7月6日 |

今月は分析する前から中島敦「名人伝」のアクセス増が注目されていた。6/17のフジテレビ「笑っていいとも」で今年の流行語大賞候補ナンバー1の林修先生が「タモリさんと初めてあった時から中島敦の『名人伝』に出てくる主人公のような人物」と語ったと伝えられたからだ。

まず最初にXHTML版の既公開作品のアクセス増率のソートを行って、予想通り、中島敦「名人伝」がランキング2位(単純アクセス数増では1位)に出て来た。同じく中島敦の「悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—」が第1位、「悟浄出世」が第13位だったので、ふと林修先生はタモリさんを「悟浄」に例えたのかと思ったら、そうではなかった。

「TVでた蔵 悟浄歎異」 によると、「先週はタモリにピッタリの本は中島敦の『名人伝』だと紹介したが、今日は田中裕二には中島敦の『悟浄歎異』で千原ジュニアには夏目漱石の『行人』がオススメだと紹介した。」とのことだ。改めて、表を見直すと、夏目漱石「行人」は第9位である。

堀辰雄「風立ちぬ」は7/20に公開される宮崎駿「風立ちぬ」の原作だから、これはもう当然のランクイン。映画「レ・ミゼラブル」は、青空文庫でミリエル神父に出会うところまでだったが、読んでいたので良かったという印象があるので、堀辰雄「風立ちぬ」も読んでおこうと思っている。

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青空文庫’13/04月-’13/05月の月間アクセス増率分析
88

カテゴリー:電子書籍,青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2013年6月9日 |

’13/05月は、XHTML版でまたまた芥川竜之介「谷崎潤一郎氏」が2万アクセスを超えて驚きを与えた。まさに

である。

そのほか、憲法記念日のある5月らしく、憲法の話が例年のようにアクセス増率のランキングに入っているが、「大日本帝国憲法」がアクセス増分析の中に登場してきたのにちょっと驚いた。

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青空文庫’13/03月-’13/04月の月間アクセス増率分析
86

カテゴリー:電子書籍,青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2013年5月6日 |

’13/04月は、新規公開作品一日当たりアクセス数でも、2月間のアクセス増率でも、新規公開が月末近くであれば、計算上大きな数字になってしまう。方法上のそんな制約が姿を現したように思える月であった。また、アクセス増率と単純アクセツ増もほとんど差がなかった。したがって、今月は単純アクセス増の表の掲載は取りやめることにした。

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青空文庫’13/02月-’13/03月の月間アクセス増率分析
82

カテゴリー:電子書籍,青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2013年4月6日 |

XHTML版 アクセス増率ランキングを除く3つのアクセスランキングで吉川英治作品が上位を独占。人気の高さがうかがえる。

■青空文庫 ’13/02 – ’13/03 XHTML版新規公開作品一日当たりアクセス数ランキング
『私本 太平記』と『宮本武蔵』のような大作ではなかったが、相変わらず吉川英治作品が上位を独占。XHTML版は03/27公開の2作品までランキングに入っており、一日当たりアクセス数ではその2作品が1位、2位に入っている。アクセス数で言えば、「大谷刑部」「随筆 宮本武蔵」「宮本武蔵 08 円明の巻」が上位である。
吉川英治作品以外ではクロポトキン「革命の研究」、小倉金之助「三百年後」が注目される。
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青空文庫’13/01月-’13/02月の月間アクセス増率分析
80

カテゴリー:青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2013年3月9日 |

2013年/02月の青空文庫のアクセスランキング500のアクセス増の話題は二つ。一つは吉川英治作品の人気の高さ、もう一つは「ビブリオ古書店の事件手帖」効果。2月公開の「宮本武蔵」は新規公開作品の1日当たりアクセス数の上位を独占しているし、テキスト版では1月公開の作品へのアクセスも継続している。

フジテレビの連続ドラマ「ビブリオ古書店の事件手帖」は、第4話に宮沢賢治「春と修羅」、第6話に太宰治『晩年』が取り上げられていたため、その効果が見られる。

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青空文庫’12/12月-’13/01月の月間アクセス増分析
78

カテゴリー:電子書籍,青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2013年2月10日 |

2013年/01月の青空文庫のアクセスランキング500の大きな話題は2つ。1つは、センター試験が生んだ珍事――牧野信一「地球儀」の大アクセス増、もう1つは今年が青空文庫の“ビッグ・イヤー”と呼ばれ、早くから作品公開が待たれていた柳田国男、吉川英治、室生犀星、中谷宇一郎ら人気のある人たちの作品がランキングにずらりと入っていることである。“ビッグ・イヤー”ぶりは、XHTML版、テキスト版の新規公開作品一日当たりアクセス数ランキングでみてもらうとして、ここでは牧野信一「地球儀」について、少しまとめておく。
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青空文庫 2011年-2012年の年間アクセス増分析
75

カテゴリー:電子書籍,青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2013年1月12日 |

2011年-2012年の年間アクセス増分析では何が分かるのであろうか?

2010年-2011年の年間アクセス増分析はまだaozorablogでは発表しておらず、表を画像にしてtwitterで発表するという方法をとっていた。XHTML版 http://twitpic.com/856hdi テキスト版 http://twitpic.com/856i3f 。また、今回のようにその年度の新規公開作品だけを別分類にするということも、単純アクセス数増といく分類も行なっていなかった。したがって、2011年度と比較することは部分的にしかできないが、分かる範囲で比較してみよう。

新規公開作品でXHTML版で500位ランキングに入ったのは、2011年度で8作品、2012年度で10作品。テキスト版では2011年度で9作品、2012年度で10作品。共に同程度と言える。

アクセス増率ではXHTML版の2011年トップが伊丹万作「戦争責任者の問題」で5.56であったのに対し、2012年トップは芥川竜之介「谷崎潤一郎氏」で45.79だが、これはちょっと特別で、実質は3位の宮沢賢治「やまなし」の2.85となる。

テキスト版では2011年が実質トップのグリム「ラプンツェル」の2.55に対し、2012年トップは宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」の3.37で、これはかなりのアクセス増だということになる。

まとめてみると、芥川竜之介「谷崎潤一郎氏」という例外を除けば、XHTML版でもテキスト版でも宮沢賢治作品がアクセス増率のトップということになる。
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青空文庫’12/11月-’12/12月の月間アクセス増分析
74

カテゴリー:未分類,電子書籍,青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2013年1月5日 |

2012年12月の青空文庫のアクセスランキング500では、ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』の公開(12/15)に伴い、ユゴー『レ・ミゼラブル』がランク内にがっちり入っていることが特徴だ。もっとも、テキスト版には全部の分冊が入っているけれども、XHTML版では全部ではない。これはテキスト版は青空文庫ビューアにまとめてダウンロードしておくが、XHTML版は読み終わったら、次の分冊にアクセスするという読書方法の違いではないだろうか。
著作権が存続している作品も青空文庫本体サーバにデータを置く試みの第一弾として、野口英司/宮川典子の『青空文庫ものがたり インターネット図書館の開設から今日まで』が年末ぎりぎりの12/25公開ながら、XHTML版の新規公開作品のアクセス/日で2位になったこともうれしい。長編のゲーテ作・森鴎外訳の『ファウスト』(12/24公開)が1位になっているのも驚きだ。
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青空文庫’12/10月-’12/11月の月間アクセス増分析
70

カテゴリー:電子書籍,青空文庫 | 投稿者:POKEPEEK2011 | 投稿日:2012年12月8日 |

青空文庫のアクセスランキング500はXHTML版とテキスト版との2つのカテゴリーで掲載されている。総合的な順位を知ろうとすれば、合算して、順位を出せば良いのだろうが、XHTML版とテキスト版とでは、ランクインしている作品はずいぶん異なっている。ちょっと計算してみたら、その異なり度は43%と出た。その異なり具合を簡単に見せることはできそうにないが、その一端を今月は新しい表として付け加えた。Wordpressで自分なりの表組みができるようになったからと言って、表だらけの記事になってしまっているが、筆者が表からコメントできることは少ないので、読者自身がそれぞれの知識・興味から、表から読み取れることを読み取って欲しい。それをコメントとして、投げかけてくれれば、この記事もより面白くなるだろう。
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