新橋夜話 51%
アルルの女 0%
ふらんす物語 0%
腕くらべ 0%
あめりか物語 0%
すみだ川 60% チェック済
カラマゾフ中 20% チェック済
地底大陸 5% チェック済
カラマゾフ下 0% チェック済
海底紳士 0% チェック済
月曜物語 0% チェック済
中村仲蔵 50% チェック済
光る生物 100% チェック済
海蛍の話 5% チェック済
これは、わざわざこの記事のために調べたわけではなくて、単純に自分が二回突き合せやら正規表現のチェックやらをしないためのメモ書きとして使っているものです。
よって、題名は略だったりするしパーセンテージも適当だけれども、だいたいはこんな感じです。
今、「光る生物」のみの校正を先に送ってしまうか、「海蛍の話」も終わってから送るか迷っているところです。
リハビリ的な記事
前回の《もうひとつの「リフローは難しい」、あるいは期待するリフロー その3》で提唱した新しい注記、「地から◯字で開始、地から●字で折り返し」は不採用ということになった。相当するCSSを探してみました見つかりませんし、入力者・校正者にも分かりにくい注記であることは確かなので、納得できることです。
その代わりに浮かび上がった[#整形済み](仮名称:HTMLの<pre>タグに相当)については、そのメリット・デメリット、テキストの入力者・校正者がピンとくるものかどうかが不明ということで、要検討段階に留まっています。
[#整形済み]注記が有効となるのは、「地からの字上げがブロック(数行)ある場合」で、これは『もうひとつの「リフローは難しい」、あるいは期待するリフロー』シリーズの2大テーマの一つです(もうひとつのテーマは「天からの字下げが大きい場合」です)。
私には[#整形済み]注記はメリットが大きいものと思えます。そう思うようになったきっかけ、浮かび上がった問題点などを説明し、XHTMLでのCSS開発者、青空文庫ビューアの開発者の皆さん、テキストの入力者・校正者の皆さんの検討の材料にしていただきたいと思います。
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前月のテキスト版の異常なアクセス増のためであろう、今月のアクセス増はなんだか傾向もまとめられないように感じられ、掲載もやめようと思ったほどであった。それでも、一晩たって、9月の新規公開作品のランキングを別の表に移すという方向で、今までとはやや異なるが、掲載を続けることにする。
アクセス増率という指標で新規公開作品が上位にくるのは、計算式上当たり前のことなのだが、それでも従来はXHTML版、テキスト版の両方の上位ランキングにに入る作品は多くなかった。そのため、作成する表の数も少なくするためもあって、表を別々にしてこなかった。ところが、今月はXHTML版20位、テキスト版で18位まで占めるようになったので、新規作品も既存作品も同じ表のなかに示すのには無理があると感じたためである。
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野菜をゆでて食べるなら、まず歯ごたえよく、さらに色よく仕上げたいと思う。だから、頃合いをみはからって短時間でお湯から引き上げる。というのが常だった。しかしイタリアには野菜をほとんど歯ごたえのなくなるまでゆでたり蒸したりする食べかたがあるらしいことを本で知り、「ゆでカリフラワー」なるものを半信半疑でやってみた。
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新しい注記、「地から◯字で開始、地から●字で折り返し」を提唱したい。ということで、まず複数行の文章の現状の「地から○字上げ」の処理が、各種青空文庫ビューアで様々に処理されていること、それぞれに難点があることを示しておきます。その上で、「地から◯字で開始、地から●字で折り返し」をシミュレーションを提示し、この新しい注記の採用を提唱したいと思います。
8月18日の投稿『もうひとつの「リフローは難しい」、あるいは期待するリフロー』では、青空文庫のポー「盗まれた手紙」(佐々木直次郎訳)の扉のエピグラムの各種青空文庫ビューアでの見え方を次の3つに分類されると説明していました。 (more…)
青空文庫8月のアクセスランキングの話題は、テキスト版の異常とも言えるアクセス増である。世話人の富田さんのtwitterによると、「15日から23日にかけて、集中的にアクセスが生じているとのこと」である。アクセス増の分析から、何か見えてくるかと期待したが、何か推定できるようなデータは現れて来なかった。個人の読者のアクセスが、うわさがうわさを呼んで、増加したということでもなさそうだし、謎はそのまま残ったままである。 (more…)
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いま公開中の映画、「桐島、部活やめるってよ」がかなり面白い。
この春公開された「生きてるものはいないのか」よりも、
一見普通に見えるだけ「桐島、」のほうが面白さに拍車がかかる。
普通の高校に流れる普通の時間。
人より目立ちたいけど、人より目立ちすぎるのはいや。
退屈は嫌だけど、なんか必死なのも恥ずかしい。
そんな時、みんなの憧れだった桐島が部活をやめてしまう。
正確にはやめてしまうという噂が流れる。
それだけで、学校の中の人間関係の歯車が狂い始める。
いろんな部活の中の人間関係が、人と人との微妙な格差のあり方が、
桐島という頂点が揺れることで、音を立ててくずれていく。
それでも、映画部のいけてないめがね男子が8ミリカメラ片手に映画を撮ろうと
必死でファインダーをのぞいている姿が切なくて強い。
もう一度、この映画を見ようと思う。
一度目よりも二度目、二度目よりも三度目の方が
絶対に面白い映画だと思う。
公式サイト。
http://kirishima-movie.com/index.html
『もうひとつの「リフローは難しい」、あるいは期待するリフロー』では、「盗まれた手紙」を用いて扉のエピグラムの表示について、天からの字下げ、エピグラムのブロックの字詰めをビューアが自動計算してくれれば、違和感の無いリフローのレイアウトになるということを説明しました。
青空文庫公開の佐々木直次郎訳のエドガー・アラン・ポー作品のうち、7つの作品で扉にエピグラムが載っています。みな、2つの句からなていて、第2句はたいていそのエピグラムの発言者となっています。次の表は、4つの行長について、だいたいこの数字であれば、違和感のないレイアウトになると思える字下げ、字詰め(および下マージン)をあげてあります。

参照のために、底本からのスキャナ画像をあげておきます。左から「盗まれた手紙」「アッシャー家の崩壊」「ウィリアム・ウィルソン」「メールストロムの旋渦」「黄金虫」「モルグ街の殺人事件」「落穴と振子」。

1例だけ、AIR草紙でのシミュレートの例を追加であげておきます。

「アッシャー家の崩壊」の例で、天からの字下げだと字下げ数が非常に大きいものです。これを天からの字下げで注記すると、行長が短くなった時には、地に1字だけ表示される奇妙なレイアウトになってしまいます。行長が短くなった時に、天からの字下げ、字詰めが自動調整される期待されるリフローが普通になるまでは、天からの字下げを注記するのはためらわれます。やはり、現状のように、地からの字上げで指定するほうが、若干のレイアウトの崩れは出るものの、ベターといえます。
なんだか、現状肯定の結論になってしまったようですが、やっぱり「リフローは難しい」ということで、ひとまず終えることにします。