伊東英子をさがせ その1
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カテゴリー:WEB, | 投稿者:おかもと | 投稿日:2012年8月10日 |

はじめに

伊東英子。「いとう ひでこ」と読むらしい。

この人のことを知ったのは、富田倫生さんによる掲示板「こもれび」への書き込みからだった。

▼伊東英子
「水野 仙子ホームページ」は、「…島崎藤村の刊行した雑誌「處女地」で執筆していた伊東英子という方の没年を教えてください!」と呼びかけています。
http://page.freett.com/Schuricht/senko.htm

ここで紹介されたリンク先のサイトには「伊東英子作品集」というページもあり、伊東英子が、島崎藤村の刊行した雑誌「處女地」(大正11-12年に刊行)に執筆していた人だとわかる。また、「伊東英子に関する既存の情報」として、以下のように書かれていた。

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ルイス・キャロル『アリスの地底めぐり』第1章(草稿)
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カテゴリー: | 投稿者:OKUBO Yu | 投稿日:2012年8月7日 |

 

アリスの地底めぐり

ルイス・キャロル

大久保ゆう訳

 

ありふれた

クリスマスのおくりもの

かわいい子へ

ある夏の日の思い出に

 

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先鞭をつけると云うことは偉大なことなので
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カテゴリー:,青空文庫 | 投稿者:米田 | 投稿日:2012年6月21日 |

先鞭をつけるというのは常に創造的なことで、ちょっとした小説じみた文章よりも、ダーウィンの「種の起源」の文章の方がよっぽど創造的で、それは科学であるとかないとか全く関係ない。
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そらいろのブックカバー 第四話「いつかの雪は今いずこ」
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カテゴリー:,電子書籍 | 投稿者:OKUBO Yu | 投稿日:2012年6月5日 |

テクストにおける〈青空的な何か〉をテーマに書いてみたパート4。ひとまずこれでおしまい。だいぶ前に作ったものです。読み返してみて気がついたのですが、このお話ってたぶんインターネットとかパソコンとかが普及する前のことですよね。なんだかノスタルジック。(なお、当作品のご利用につきましては、お絵かきでも朗読でも、下の方にあるクリエイティブコモンズの範囲内でご自由にどうぞ。) ▲前話▲ ▽初めから▽

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そらいろのブックカバー 第三話「テストのまえのばん」
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カテゴリー:,電子書籍 | 投稿者:OKUBO Yu | 投稿日:2012年5月29日 |

テクストにおける〈青空的な何か〉をテーマに書いてみたパート3。結構前に書いたもの。こういうのって、オリジナル作品もあった初期の青空文庫みたいですね。しかしながらそのような青空文庫は今はなく、またそのようなインターネットも時の彼方にあるのかもしれません。エキスパンドブックと訪れなかった未来をしのびつつ。(なお、当作品のご利用につきましては、お絵かきでも朗読でも、下の方にあるクリエイティブコモンズの範囲内でご自由にどうぞ。) ▲前話▲ ▼次話▼

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そらいろのブックカバー 第二話「きれいはきらい?」
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カテゴリー:,電子書籍 | 投稿者:OKUBO Yu | 投稿日:2012年5月22日 |

テクストにおける〈青空的な何か〉をテーマに書いてみたパート2。だいたい日曜の朝にやっているようなアニメを想定して、(プリキュア+ドラえもん+ポケモン)÷3みたいな感じでだいぶ前に作った児童文学っぽいものです。気軽な読み物としてどうぞ。(なお、当作品のご利用につきましては、お絵かきでも朗読でも、下の方にあるクリエイティブコモンズの範囲内でご自由にどうぞ。) ▲前話▲ ▼次話▼

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そらいろのブックカバー 第一話「ムズムズとわたし」
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カテゴリー:,電子書籍 | 投稿者:OKUBO Yu | 投稿日:2012年5月15日 |

この作品は、テクストにおける〈青空的な何か〉をそれとなく児童文学っぽいお話にしたものです。何年か前に書いたもの。全4話。ところどころにネット上にあるフリーテクストへのリンクが貼られてあって、その紹介を兼ねています。合わせてどうぞ。(ただいま挿絵がございません。なんだかさみしいですね。なお、当作品のご利用につきましては、お絵かきでも朗読でも、ブログ下部にもありますが、クリエイティブコモンズの範囲内でご自由にどうぞ。) ▼次話▼

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電子化できなかったものギャラリー
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カテゴリー:,青空文庫 | 投稿者:OKUBO Yu | 投稿日:2012年4月3日 |

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三大スターに囲まれて
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カテゴリー: | 投稿者:uematsu | 投稿日:2012年3月11日 |

神田にある「スタジオイワト」では、
藤井貞和さんの詩をみんなで朗読する、
というイベント「異なる声」が開催されました。

以前、どこかでも書いたけれど、
僕がまだ映画の学校に通っている頃、
つまり十代の終わりに自主映画を作っていて、
藤井貞和さんの詩集『ピューリファイ!』の一遍、
『途中の仕事』という詩をそのまんまタイトルにした映画を
撮ったことがあるほど大好きな詩人。

なので、書いた本人の前で、詩を読み上げるなんて考えただけで、
もう血圧が上がってしまうほど。

さらに、その朗読に高橋悠治さんがピアノ演奏を付ける、
と聞いてしまうと、さらにいけない。

だって、その映画のBGMは著作権なんてまるで無視して、
僕がかってにつけた高橋さんのサティが流れていたのだ。

さて、それからいままで告白していなかったけれど、
スタジオイワトにはもう一つ、僕を悩ませる存在が…。

実は、僕が20代の半ばで広告関係の仕事を始めた頃、
ずっと憧れていたのが、
スタジオイワトを運営されている平野さんのご主人、
平野甲賀さんなのであった。

これまでも、スタジオイワトに行くたびに、
平野甲賀さんをお見かけしていたのだけれど、
「ファンでした!」と言ってしまうと、
もう、どこを見ていいかわからなくなるので、
誰にも言わずに内緒にしてきたのだった。

しかし、今日、正面に藤井貞和さん、
その右手に高橋悠治さん、
そして、ズズッと右を見ると平野甲賀。

ついに、僕が十代から二十代にかけてファンになった神々が、
スタジオイワトにそろい踏みしたのだ。

三大スターに囲まれて、僕はもう自分勝手にふらふら。
一緒に参加した高校生の娘には、
「とうちゃん、ここに来ると、いっつも緊張してない?」
とすっかりバレバレ。

イベントそのものは本当にスリリングで面白いものだったが、
ここまで夢見心地だった僕に、
冷静にそれを判断できるだけの資格はきっとない。

ただただ、あんなに平均年齢の高い空間の中で、
もう立派に年配の男性三人を
まるでディズニーのエレクトリカルパレードのように、
眺めていたという事実があるだけ。

嗚呼


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